Thai de Gizirenai tyudoku sindoromu: gizirenai sindanhunou (Japanese Edition)

－ここまでのものがたりとこれから－

[タイで疑似恋愛中毒しんどろーむVol.1: 潜伏期～初期症状](http://www.amazon.co.jp/dp/B019TUPMFE)

　初訪タイ、人生初のゴーゴーバー、その魅力に嵌っていく新井広大。バカラ、シャーク、レインボー２とお気に入りの居心地のよい店を広げながら、お気に入りの女の子も広げていく。Vol.1では、バカラのビーから始まり、シャークのターイ、ガット、サーイと進み、レインボー２のウーと手を広げて行く。その裏で、山の女子高生ビーとマンダリンのビウあたりがぐいぐいと顔を出してくる。そんな中、マッサージパーラー・バンコクコージーのメイと出会い、さらにカオスな状態に拍車がかかる。

[タイで疑似恋愛中毒しんどろーむVol.2: 鋭意中毒進行中](http://www.amazon.co.jp/dp/B01AIVV28O)

　山の女子高生との出会いからの物語とマンダリンでの物語、そしてメイとの日々。そして、この後の流れを大きく変えるであろう、ティーラック・ジャーとの出会い。ある意味広げすぎた風呂敷を、このあたりから徐々にまとめはじめ、ジャーとの出会い以降、さらにそのスピードを上げ、その分奥深くまで入り込んでいくこととなっていく。

　このVol.3はジャーとの物語である。ジャーとの日々、ジャーと会えない日々。もちろん他の女の子も多数登場してくる。そんな中で、幸せな未来を模索していく。ゴーゴー嬢にのめり込んだ、世間的には相当痛いおやじの物語である。

　周りが見えていないという言葉が、そのまま当てはまりそうな状況ではあった。と今なら思える。渦中にいたらわからない。第３者の声というものが、ものすごくありがたいものだということも、今ならよくわかる。しかし、それと同時に、実際自分の足で歩いてみないことにはわからない、あれこれ判断するのは結局は自分である。

　幸せっていったい何？