THE END OF AGE IS NEAR: TRUE BIBLICAL ESCHATOLOGY (Seisyo) (Japanese Edition)

本書は聖書を神の言葉と信じるプロテスタントの牧師である私が、聖書をほとんど知らない日本人のために書いた、聖書的世の終わりの紹介書です。オカルト的な終末論に惑わされることがないように、とても大切な聖書預言の基本と、世の終わりに起ることの概要を分りやすくご紹介しました。世の終わりは来ます。しかし聖書の示す世の終わりの最後の7年についてを知れば、オカルト的な予言騒ぎで「終わりが来た」と慌てることはないでしょう。かつて1999年7の月のノストラダムスの大予言や、2012年12月のアセンション騒ぎに心を動かされた方、またこの世の中が何か陰謀を企む支配者層によって動かされていると感じる方、そしてこの社会が滅びに向かっているのではないかと不安を抱く方などに、本書は聖書の終末論を通して神の人類への計画と希望を提供します。

本書は以下のような章立てで構成されています：

第1章　ダニエルの70週
この章では旧約聖書のダニエル書9章にある、イスラエルの民(ユダヤ人)とエルサレムのために定められた70週について解説します。中東の小国イスラエルがどうして世の終わりの時計と呼ばれるのか、1948年のイスラエル再建や、1967年の6日間戦争による東エルサレムの回復が何を意味するのか、さらに2015年10月に、イスラエルの占領するゴラン高原に世界最大の油田が発見されたことに関連した最新の国際情勢と、これから必ず起る中東戦争についての聖書預言にも触れます。そして、世の終わりに登場すると預言されるカリスマ的な世界的指導者、反キリストとイスラエルの関係について見ていきます。
この70週は終末論の根幹をなすものです。この章を通して世の終わりがどのような性質を持つ時代なのかを見ていきます。

第2章　7つの教会
この章では黙示録2章3章に記述されている7つの教会について見ていきます。この7つの教会にたいする預言は、キリストの十字架以後から世の終わりの最後の7年のはじまる直前までを啓示しています。それゆえ私たちがいまいる、この現代を理解するために重要です。キリスト以後のキリスト教史の流れがすでに黙示録の7つの教会に預言されていることが分れば、いまが終わりの時であり、世の終わりの最後の7年の足音を聞く時代であることが理解できるでしょう。

第3章　終わりのはじまり
この章ではどのように最後の7年がはじまるのかを見ていきます。とりわけ反キリストが登場するために必要な条件や、なぜ彼が世界中から歓呼の声で迎えられてしまうのかなど、最後の7年がどのような混乱によって幕を開けるのかを詳しく見ていきます。また世界統一政府の樹立や世界統一宗教、有名な666の刻印やハルマゲドンについても説明していきます。

終わりに
最後に世の終わりについての総括をいたします。そしてイエス・キリストを信じ受け入れるための祈りについて説明いたします。