あなたは息子にどんなメッセージを残しますか?
はじめに
最近まわりで、いろんなことがあり、私も、自分の肉体の物理的限界を、ある程度把握しておくべきだし、自分の意識や正常な判断力のある間に、準備しなければならないと、おもってきました。
運命や寿命もわからないで、無限大の夢を追い続け、ある日何かが起こるとき、大事なことを、手つかずのままにしてしまっては、困りますね。
どうにかなるという人もいて、なるほどそうかも知れませんが、自分には、そうなる前にしなければならない事があります。私にとって大切なものは、大切なひととの、共有された思い出です。これらの人生のある時期に起こったことの、失いたくない記憶です。この宝物を生きたままで、保存しておきたい のです。親の荷物の整理は、とにかくごみなので、惜しみなく捨てることだという話を聞くと、ごみにしてしまっては、あまりにももったいないとおもうのです。
私の人生で大変だったこととか、私がその時どう思ったかとか、なぜそういうことになってしまったのかというような、出来事の背景も含めて、生まれてから楽しんできたあなたとの、記録をいくつか残したいとおもいます。
私の記憶が一応確かなあいだに、手がけたいとおもいました。忘れてしまわないうちにお話しますので、あなたも、思い出してくださいね。そして、みんなあなたにお話できたら、私の代わりに覚えておいてください。私にとって大切な思い出が薄らぼんやり、欠落しかけても、あなたに、覚えてもらっていれば安心です。
あなたにとって忘れられない思い出とは、なんですか?あなたはその大切な思い出をいつまで持っていけますか? あなたが何かに留めておかなければ、その宝物は、ある日突然、消滅してしまうかも知れません。ほかのどこにもない、あなただけの宝物が、、、。
特に今回、ひらがなとカタカナで書かせていただきましたのは、わけがそれなりにございましてそのことをお話しいたします。
私たちはいつも、音の世界にいます。会話は音として聞いています。音のつながりで、お話できています。だから、ずいぶん読みにくくてご迷惑をおかけいたしますが、そういう趣旨でありますので、おゆるしくださいませ。
2016年10月31日 新月の宵
梶川 雪絵
The Last Letter to My Son: kodomotonoomoide (Japanese Edition)
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