この本は、六編の小説からなる短編集です。四百字詰め原稿用紙換算で、おおよそ、以下のページ数になります。
・血の鎖国 ・・・4ページ。血液型に支配された国で起こるちょっとした悲劇。
・次郎のぜんまい ・・・9ページ。ある人間にとって、時の流れがだんだんと遅くなったら?
・パラボラ ・・・8ページ。世に溢れるパラボラアンテナの真の目的とその結末。
・最後の予言 ・・・38ページ。予言者になった男の物語。
・こっちの ・・・5ページ。夕方コンビニ帰りの男が、幻想の世界を垣間見る。
・末世の光 ・・・7ページ。救世主とトマトの関係性。
----総計71ページ
本のタイトルである「最後の予言」は、ひょんなことから予言者の道を歩むことになった、数奇な人生の物語。読み手と語り手の二人の間を行き来しながら物語が進みます。
その他の五編についても、いささかファンタジーのような、サイエンス・フィクションのようなものになっており、非日常と日常とが入り組んだ世界が展開します。ある意味ではナンセンスでもあります。
この本、言うなれば、仕事に疲れ切り、今夜は辛気臭いや重苦しいことは何も考えたくない、頭をすっからかんにしてビールを片手に読書をしよう、そんなシーンに合わせて読んでいただきたい本です。
The Last Prediction: Five Other Pieces (Japanese Edition)
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