<小説>
:今の韓国を読む。
今日も面接官たちに聞かれた。二年間も学校を休みながら何をしたのかと。俺は一瞬ためらったが、結局いつもと同じく答えた。ありのままに。小説を書いたと。面接官たちは笑った。工学の専攻じゃなかったんですか?なのに小説を書きましたと?まあ、笑われても仕方ないだろう。他の皆は就活に力を入れている時に、二年間も学校を休みながら、しかも工学部の学生が、小説を書いた。といって作家になりたかったわけでもない。面接官たちは理解できなと言った。実は俺にも分からないのだ。あの時なぜそんなことをしたんだ? あの時にはただやりたくてやった。書きたくて書いた。ちょっと誠意がないように見えるかも知れないけど。でもそれが事実だから。そう答えるしかないだろう。
二十九。来年になったら三十だ。これから一ヶ月半くらいだね。今度も落ちたら今年はもう終わりだ。来年にまたしなければならないのか。嫌だな。いや、嫌なのが問題じゃなくて。もうできないと思うけど。今でも面接に行ったら年を取っていますねとか言われるじゃん。三十になったらもう無理じゃないかな。今日見たらほとんどの人が二十五とか二十六だったから。と言って就職をしないわけにも行かない。困ったな。
大学院に入るのも一つの方法である。もっと勉強をすれば新たに道が見えるはずだ。修士の勉強はここでやって、博士の勉強はアメリカでやるのだ。運がよければあっちに居つくことができるかも知れない。もしここに戻ってくることになってもどこかの研究所に入ればいいから。そのあとに学校を狙うこともできるし。教授。教授いいね。ただ留学ができるかどうかは分からないけど。お金もたくさんかかるし。支援がないとたぶん無理だろう。また研究というのが俺の予想とは違うかも知れないし。修士は二年で終わる。三十、三十一、三十二。三十二に就職をするのは本当に無理だ。修士の学位が役に立つとは思わない。むしろ学位を隠す人もいるらしい。それともここで博士の勉強をするのはどう?ここで。いや。それはない。大学院に行くのはちょっと危ないかも。
実際に大きい差はないかも知れない。博士になって研究所に入るとしても、結局には会社員になるのだから。金はもうちょっともらえるだろうけど。しかし勉強をしてる間には金稼ぎできないじゃん。その間に会社に入ってもらえる給料のことを考えたら、経済的にはあまり差がないかも。もしろん会社に入った時の話なんだけど。それができないかも知れないというのが心配だろう、今。三十まで大丈夫かな。もうちょっとやってみる?それとも早く他の道を探すべきか?
一応両方頑張ってみよう。そして受かった方に行くのだ。会社に受かったら会社に行って、大学院に受かったら大学院に行く。もし両方とも受かったら?そうなると本当にいいけど。会社に行く。そう、早く自立しないとね。いつまでも両親の世話になるわけには行かないだろう。これから父さんも退職を迎えるだろうし。金を稼がないと。でも会社の仕事っていつまでできるかな?四十五?長くても五十だろう。そのあとには何をする?そう考えて見るとやはり勉強を続けたほうがいいかな。でもあの道も教授にならなかったら同じく真っ暗なんだろう。どうしよう。時間がもうちょっとあればいいのに。二年さえあれば。道を間違えてもいいのに。また戻って来るといいから。二年。あの時に学校を休まなかったなら。
おい。今になってそんなこと考えてもしようがないから。今自分にできることをしよう。今自分にできること。
大学院の面接のためには前に習ったことを復習しなければならない。会社の面接の準備はほとんどできている。塾でも仕事をしながら。一応そうすることにしよう。両方とも頑張って、受かる方に行くことに。もし両方とも受かったら?それはもうちょっと考えてみよう。一ヶ月くらい時間あるから。遠い未来のことまで心配する必要はない。何か方法があるだろう。見つけられる。
じゃ。今日すること。昼ごはんから食べて。すこし勉強をしていて。四時から六時までギョンロクの授業だ。あ、試験紙。事務室に行かなきゃ。事務室に寄ってからギョンロクのところに向かう。その次はイスルの授業。そしてスンジンの授業。家に帰ったら十一時。今日は早めに寝よう。疲れた。明日は木曜日。その次は金曜日。そしてまた週末か。時間早いな。
土曜日にはジュンヨンの補習がある。でも本当に驚いた。サッカー選手になりたいと?本当に俺がそんなこと言ったからなの?まさか。そうではないだろう。まだ高校に入るまで一年もあるのに。一年だけやらせて見てもいいんじゃないのかな。まあ、親の立場では心配になるだろうね。勉強もできる子だから。分からない。難しいね、もう。とにかくこれからは言葉に気をつけないと、本当に。
そして日曜日。へウォンさん。日曜日にはへウォンさんに会える。
the novel (Japanese Edition)
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