The Star Dream Story: 3nd volume Enter Samilia (juvenile literature) (Japanese Edition)

『星ヒコの星夢ものがたり』第三弾！
サミリィアという謎の妖精が現れ、星ヒコたちと新たな冒険をすることに！

星ヒコ、ロパス、こん太郎の３人は、星ヒコの宇宙船である流星号に乗って、花の星へと向かった。
宇宙一綺麗と評判の花が咲き乱れる星、プルセ・フロールイット星へ到着した星ヒコたち一行は、
大自然がそのまま残る豊かな森や草原を目の当たりにする。
草原には、色鮮やかなたくさんの草花が咲き誇り、まばゆいばかりだった。
まさに宇宙一の“花の都”と賞賛されるだけのことはあると星ヒコたちは、目を輝かせて絶景に見入った。
珍しい草花が星全体を覆い尽くすように咲いているその光景は、まさに宇宙一の絶景であった。
プルセ・フロールイット星で一番豊かな湖とされるコピオサ・ムーネラ湖にたどり着いた星ヒコたちは、巨大な白い花が咲き誇っているのを見つけて仰天した。見上げるような高さの巨大なその白い花は、ヴィトルム・アールブスという名の花で、この星一番の名物花だという。星ヒコたちは花の巨大さ、美しさに驚いて、星々の不思議さにあらためて感嘆するのであった。
大自然の観光を楽しんでいた星ヒコたちは、首都フェリィチ・ノビリシウム市へと向かうことにした。すると行く手に深い森、グラヴェデンサの森が行く手に立ちはだかった。星ヒコたちは、このグラヴェデンサの森へと分け入った。そこで、彼らが遭遇したのは、恐ろしいヘビのようにうごめくツルだった。
星ヒコは気絶し、ロパス、こん太郎は必死の抵抗を見せたが、ツルのすさまじい攻撃に圧倒され、成す術なく捕らわれてしまいそうになる。
絶体絶命のピンチを迎えた星ヒコたち！
もはやこれまで！と思われたその時！
星ヒコたちを助け出そうとする謎の少女が現れた。
謎の少女は、絶体絶命の星ヒコたち救出したのであった。
星ヒコたちは、妖精と人の間に生まれたハーフだという。
その少女の名は、サミリィア・モリフォスといった。美しく綺麗な顔立ちをしたその少女は、星ヒコ、ロパスと同い年のように見えた。プラチナブロンドをした彼女のストレートヘアは、神秘的な妖精を思わせた。
サミリィアに連れられて、星ヒコたちは首都フェリィチ・ノビリシウム市へとたどり着くことができた。
星ヒコたちは、女王陛下との謁見を許された。
プルセ・フロールイット星の女王であるサファティエ・モノレニ女王と謁見を果たした星ヒコたちは、女王陛下からある頼みごとをされる。
それは、この星に来た悪者の異星人退治であった。星ヒコは自分たちがまだ子供だからといって慌てて断ったが、この星は貴族という勇気を持たない人々しか棲んでいないからと懇願される。
星ヒコたちは、宴を開いてもらい、この星の素晴らしさを紹介されて、すっかり“花の都”であるプルセ・フロールイット星に魅了されてしまった。
女王陛下はじめとする貴族たちから懇願された星ヒコたちは、ついに悪い異星人退治を引き受けることにした。
星ヒコたちは、いよいよ悪党退治をするための戦場へと赴くことに。
そこで星ヒコたちは恐ろしく強そうな悪党たちに遭遇することになった。
星ヒコたちに再び絶対絶命のピンチが訪れるのであった。

目次
第一章　“花の都“星に到着
第二章　救いの妖精
第三章　首都に向かう
第四章　女王陛下に謁見
第五章　星の存亡
第六章　宴の席で
第七章　悪党退治へ向かう
第八章　悪党たちとの決戦
著者紹介

　加賀美　総賢(かがみ そうけん)　 Kagami Soken

　　1977年福島県生まれ。本名、小笠原裕。
　　日本大学 文理学部卒。
　　日本大学大学院総合社会情報研究科 博士前期課程 国際情報専攻修了。
　　Javaプログラミング(SJC-P)資格保持者。
　　Linux(LPIC-1)資格保持者。
　システムエンジニアとして、長年システム開発に従事する。
　　ファンタジー小説、青春恋愛小説などを手掛ける。
　　主な著書に『北湘将門記』『星ヒコの星夢ものがたり』シリーズなどがある。