「とある高圧ガス事故シリーズ」の第二弾です。
高圧ガス容器、いわゆるガスボンベは通常高圧ガス販売店からの借用品であることがほとんどです。
自分の会社の資産でさえ、大事に管理しない人にとっては、借用品で返却期限を約束せず、借用料も出費していないボンベは、おそらく厳重な管理の対象にはなりにくいものかもしれません。しかし、実はボンベは単に数万円で一本購入できるものであっても、工具や資材と違って、紛失や盗まれること自体が「事故」として法で定められているものです。
これが、占有者の不注意や、違反行為によって紛失や盗難の被害にあった場合、それは「被害」ではなく、「事故発生を助けた」ことになってしまいます。
そしてその紛失容器が、ほかの被害や犯罪を犯すことに使われた場合は、それを盗られるような管理しかしていなかった占有者にも、民事的な責任が問われることも十分考えられるのです。
この物語は、現実にあった事故や事件をもとに、最悪のケースをたどった場合、こういった不幸なことになる可能性があるというフィクションですが、十分この最悪のケースは、ボンベの占有者の不心得によって、起こりうるのだということを肝に銘じていただけますよう、お願い申し上げます。
この作品は、「だれでも漫画がポッとかける」コミPo!システムを利用して作成されています。
toaruyoukinotounanjiken toarukouatugasujikosiriizu (Japanese Edition)
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