わが家で「セカンドライフ」という言葉が身近になった頃、「セカンドハウス」探しが始まりました。
定年をむかえた夫が
「土地が欲しいなぁ。これからは土地があると心強い。畑を作ってみたいなぁ。 パールバックの大地の世界や」
と言い出して、一人で土地や中古のセカンドハウスを探し始めました。
その頃の私は、都会育ちで土いじりをしたこともない夫が、一時的に田舎暮らしにあこがれているんだなぁぐらいに思っていました。
私は定年まであと3年ほど残っていたので、目の前の仕事や体力低下を気にするだけで、なかなかセカンドライフの事まで考える余裕がありませんでした。
私も若い頃は「イングリッシュガーデン付きの週末別荘生活」を夢見たことはありました。しかし、三人の子供の教育費、多額の住宅ローン、最近は給料や退職金が下がり、蓄えもなく、年金もすぐにはもらえないということがわかってきた時点で、その夢はあきらめとなっていました。
その代わり、「海外旅行や語学留学をしてみたい」が私の定年後の希望となりました。
ところが、夫の土地探し熱は収まらず、鳥取の大山、広島芸北、岐阜、山梨、長野、兵庫などipad片手に出かけていく週末の「セカンドハウス探しプチ旅行」の範囲はどんどん広がっていきました。私も夫の「プチ旅行」に同行してみると、地元の不動産業者の方に売出し物件を案内してもらって、説明を聞き、地元の人たちと話したり、周辺の観光も兼ねた「プチ旅行」がすぐに面白くなってはまってしまいました。
何十軒も見学をした中には素晴らしい本格的ログハウスがあって、
「これは掘り出し物だね」
と夫婦の意見が合ったことがありました。しかし、畑のできる土地が小さくて、しばらく悩んでいるうちに売れてしまいました。
探しているうちに、目が肥えてきて「薪ストーブ付きの新築ログハウス」が憧れとなってきましたが、それはどう考えても高嶺の花で、予算を考えると「小さめの中古物件」が精一杯でした。
1 まえがき
2「着地点はひるがの高原」
3「大杉さん、よろしく」
4「ロッジ のさりん」
5「ひるがの高原の名前の由来」
6「ひるがの高原ファミリースキー場」
7「初めての夏休みステイ」
8「ロッジへの行き方と生き方」
9「星見会と散歩コース」
10「秋祭り」前夜祭
11「秋祭り」奉納
12「紅葉」
13「雪景色」
14「寄り道と冬到来」
15「豪雪」
16「スキー場案内」
17「温泉情報」
18 あとがき
tyakutitennha hiruganokougenn: nosalin no sekandoraihu sekanndohausu (Japanese Edition)
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