南アジア諸国に伝わる上座部仏教の最大の綱要書、『清浄道論』(ブッダゴーサ著)初の現代語訳版。
目次
第十四章 〔心身を構成する五つの〕範疇についての釈示
(一)一種類のものとしての智慧
(二)二種類のものとしての智慧
(三)三種類のものとしての智慧
(四)四種類のものとしての智慧
1 形態の範疇
2 識知〔作用〕の範疇
2―1 善なるもの
2―2 善ならざるもの
2―3 〔善悪が〕説き示されないもの
2―3―1 報い〔としての善悪が説き示されない心〕
2―3―2 〔善悪を伴わない純粋〕所作〔としての善悪が説き示されない心〕
3 感受〔作用〕の範疇
4 表象〔作用〕の範疇
5 諸々の形成〔作用〕の範疇
5―1 善なるもの
5―2 善ならざるもの
5―3 〔善悪が〕説き示されないもの
6 感受〔作用〕の範疇の過去等の区分
7 〔心身を構成する五つの〕範疇についての知恵の細別
第十五章 〔認識の〕場所と界域についての釈示
1 諸々の〔認識の〕場所
2 諸々の界域
第十六章 機能と真理についての釈示
1 諸々の機能
2 諸々の真理
(一)苦しみについての釈示
(二)集起についての釈示
(三)苦しみの止滅についての釈示
(四)苦しみの止滅に至る〔実践の〕道についての釈示
第十七章 智慧の境地についての釈示
1 「無明という縁から、諸々の形成〔作用〕が〔発生します〕」
2 「諸々の形成〔作用〕という縁から、識知〔作用〕が〔発生します〕」
3 「識知〔作用〕という縁から、名前と形態が〔発生します〕」
4 「名前と形態という縁から、六つの〔認識の〕場所が〔発生します〕」
5 「六つの〔認識の〕場所という縁から、接触が〔発生します〕」
6 「接触という縁から、感受が〔発生します〕」
7 「感受という縁から、渇愛が〔発生します〕」
8 「渇愛という縁から、執取が〔発生します〕」
9 「執取という縁から、生存が〔発生します〕」
10・11 「生存という縁から、生が〔発生します〕」「生という縁から、老と死と憂いと嘆きと苦痛と失意と葛藤が発生します」
12 縁によって〔物事が〕生起する〔道理〕についての雑駁なる言説
第十八章 見解の清浄についての釈示
第十九章 疑いの超渡の清浄についての釈示
第二十章 道と道ならざるものの知見の清浄についての釈示
1 三つの遍知
2 〔心身を構成する〕五つの範疇の無常を所以にする触知
3 九つの行相
4 形態の触知
5 形態なき〔法〕の触知
6 三つの特相の揚挙
7 十八の大いなる〔あるがままの〕観察
8 生成と衰微の随観の知恵
9 〔あるがままの〕観察に付随する〔心の〕汚れ
10 三つの真理の〔差異の〕定置
第二十一章 〔実践の〕道の知見の清浄についての釈示
1 生成と衰微の随観の知恵
2 滅壊の随観の知恵
3 恐怖の現起の知恵
4 危険の随観の知恵
5 厭離の随観の知恵
6 解き放ちを欲する知恵
7 審慮の随観の知恵
8 諸々の形成〔作用〕の放捨の知恵
9 随順する知恵
10 経の適応
第二十二章 知見の清浄についての釈示
1 〔新たな〕種姓と成る知恵と第一の道の知恵
2 第一の果
3 第二の道の知恵
4 第二の果
5 第三の道の知恵
6 第三の果
7 第四の道の知恵
8 第四の果
第二十三章 智慧の修行の福利についての釈示
1 種々なる〔心の〕汚れを砕破すること
2 聖者の果の味を経験すること
3 止滅の入定に入定することができること
4 〔供物を〕捧げられるべき状態等の実現
結び
付録
訳者紹介
Visuddhimagga Volume Three (Japanese Edition)
Sobre
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