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    visukontexinobigaku (Japanese Edition)

    Por suzumuratomohisa

    Sobre

    「あらゆる芸術家の中で、およそ彼ほど“貴族的な頽廃”を見事に描出した人間はいない」――すべての芸術愛好者に捧げられたヴィスコンティ研究の集大成が、お求め易いKindle版で初登場。

    20世紀ヨーロッパ映画界のみならずオペラ、演劇界に決定的な影響を及ぼし、後世の文化人に未だ深い感銘と陶酔を与え続けるイタリアの名門貴族の血を引くルキノ・ヴィスコンティ。その美的原理は、実はヴィスコンティが重視していた「ギリシア悲劇」にこそあった。
    最重要作品八作を、近年世界的な注目が高まる現代ドイツを代表する美学者ヴィンフリート・メニングハウスや、「芸術の皮膚論」で名高い谷川渥、更にワーグナーのオペラなどとの相関を探りながら分析し、ギリシア悲劇の構造を示したアリストテレスの『詩学』へと結び付ける刺激的なヴィスコンティ論。
    Niedlich(優美)、Tragisch(悲愴)、metabasis(メタバシス)など、本書によって初めてヴィスコンティの美学がダイナミックに暴き出される。
    ヴィスコンティ愛好者のみならず、ヨーロッパ貴族階級の「美意識」、「恋愛観」の本質について学びたい読者に必携の書。

    【目次】
     
    ・前書き――アリストテレスの『詩学』から始める
    ・一章――ヴィスコンティ家の歴史、あるいはルキノ・ヴィスコンティ評伝 
    ・二章――『ベニスに死す』に関する美学的考察
    ・三章――『ルートヴィヒ』から、初期ワーグナーの『さまよえるオランダ人』へ
    ・四章――『白夜』にみる愛のアモルフ
    ・五章――愛の甘美と不毛の極地を描いた『夏の嵐』
    ・六章――『家族の肖像』における「家族神話の崩壊」
    ・七章――『イノセント』における「永遠」と地上的な愛憎の計り知れぬ距離
    ・八章――「我を守りし星よ、その永遠なる領域へいつの日に、我を迎えるか」/『山猫』
    ・九章――現代のオレステスとエレクトラの「禁断の愛」/『熊座の淡き星影』
    ・最終章――ヴィスコンティ美学における二つの定式



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