Voice Training: Appoggio (Japanese Edition)

Voice Training 2015-2016
読むだけで「声」が少し良くなる本（改訂版）

この本は
『読むだけで「声」が少し良くなる本
―明るい声・良く通る声・高い声・支えのある声を出すための発声のコツ―』
を加筆修正した改訂版です。


《目次》

はじめに
姿勢について
体幹トレーニングについて
呼吸について
発声について
喉の管理と姿勢・呼吸・発声のコツ
《喉の管理（口腔や咽頭、喉頭などの保護）》
《姿勢（筋肉、体幹、抗重力筋など）》
《呼吸（吸気筋、呼気筋、呼吸の支えなど）》
《発声（アッポッジョ、声の闘争、呼吸筋、発声筋、声道、声帯、母音など）》
《お薦め動画》（ハイパーリンク付き）
《お薦め書籍（発声理論書、ボイトレ本）》
《あとがき》
《参考文献》
《著者ホームページ》

 
はじめに

本書は日々の発声練習のために書かれています。
合わせ前やパート練習前の発声練習に役立ててください。また、合唱以外でも、独唱や演劇、吹奏楽など「呼吸」や「発声」「歌唱」が重視される活動全般にも有効です。歌う前の声の準備だけでなく、声の基礎作り及び基礎力の底上げに役立てていただければ幸いです。

発声は理論的に行うことが大切です。
心に任せるよりも先に理論と筋肉を知り、効率良く声を出す必要があります。さまざまな理論を体に記憶させ、良い発声テクニックを自動化することで表現は深まり、また自然な声となります。理論とテクニックを体が覚えれば、声は自由になります。この本は姿勢と呼吸を重視しながら「声」を鍛えるコツや知識を深める内容になっています。

この本は次の方々を対象にして書かれています。
・合唱やカラオケなどの歌を歌っている人
・演劇や声優をやっている人
・ビジネスでリーダーシップを発揮したい人
・日常会話を楽しみたい人
・姿勢、呼吸、発声や嚥下を改善して健康になりたい人　……など