日本国内で英会話を身につけようと頑張っていらっしゃる方々を応援する本です。「言いたいことが思うように話せない」は、多くの方々の悩みではないでしょうか。その悩みを解消する鍵が本書で紹介されています。著者が、学習者、指導者、研究者として活動してきた中で効果的と思われる方法を紹介しています。そして、それらは脳や体にもよく、若返ることにも役立つのです!
例えば著者が主宰する英語クラブで行っているSTI(Show and Tell and Interaction)は英会話練習法として効果的です。これは自分の持ち物を見せながら説明し、他の人とやりとりをするというものです。そして、この方法は「共想法」と同じ概念なのです。「共想法」とは認知症の専門家が認知症予防・改善法として推奨するものです。
「もう歳だから覚えられない」とよく聞きますがそれは間違いです。65歳以上の方でも大学生と同じくらいの記憶力があることは実験によって証明されています。ではなぜ「覚えられない」のでしょうか。その答えは本書で述べています。
なお、本書は若い方にとっても役立つでしょう。なぜなら20歳以降の人は神経細胞が減少し続けるので、若くても脳を使わなければ衰えていく一方だからです。若い人の脳の健康維持のためにも英語学習は効果的でしょう。
【対象】
・英会話初級者・中級者
・英会話の学習法がわからない方
・アンチエイジングを考えている方(若さを保ちたい、若返りたいと思っている方)
・認知症を予防・改善したい方
【特徴】
・英語学習が脳によいことを科学的見地から述べています
・脳や体にとって健康的で、かつ学習法として効果的なものを紹介しています
・英会話サークルの参加法・設立法を詳しく述べています
【著者から】
日本国内で英語学習を頑張っていらっしゃる方は多いです。しかし、全ての人が成果を上げているとは言い難いです。努力しているのにやり方がよくない場合が少なくありません。英語ペラペラな人が書いたハウツー本をいくら読んでもダメだと思います。そのような本の著者自身は大抵海外で身につけているので、書かれている内容が役に立たないのです。本書では国内学習における効果的な練習法を紹介しています。しかも、それらが脳や体の健康増進に効果的なのです。健康法の1つとしても英会話学習を行うとよいと思います。
また、英会話サークルについて詳しく述べています。これは類書では見られないものではないでしょうか。参加する際の心得だけでなく、自分で設立する方法、運営上の注意点など詳しく述べています。6年ほど自身で運営してきた経験に基づいています。
なお、著者は脳や健康、筋力トレーニングなどにも関心が強いので、それらについてもかなり触れています。
【本書のまえがき】
ある程度年齢を重ねた人であれば「若くありたい」「若返りたい」と思うのが一般です。その願いをかなえる有効な方法の1つが英語学習です。そして、若い人にとっても脳の鍛錬に有効だと思います。
神経細胞の数は生後1年まで急速に増えます。神経細胞同士がつながり合い複雑な回路を作ります。その後は不要な回路が減少していきます。神経細胞の数は2歳くらいまでにおよそ7割が消えます(ナイス!健康「愕然!脳の神経細胞は1歳をピークに減少!!」 http://nice-kenko.info/column/5166/ )。一方、神経回路網は20歳になるまで増え続け脳の重量も増え続けます。しかし20歳を過ぎると脳の重量と容積は減少していきます(、ニッスイ 高齢化社会の食生活 認知症 「脳は神経細胞のネットワーク」 http://www.nissui.co.jp/academy/eating/07/02.html )。従って、20歳以降の人にとって重要なのは、減少していく神経細胞を使って新たな神経回路網を作っていくことです。その手段として英語学習は非常に有効だと思います。何も新しいことにチャレンジしなければ、神経細胞も神経回路網も減少する一方だと思います。
英語学習者の大きな悩みの1つは、「覚えられない」ことです。「知らない単語ばかり」「覚えることがありすぎて大変」「勉強したのにすぐ忘れる」など悩みは尽きません。特に大人の学習者が言うのは「年だから覚えられない」です。しかし、個人的には年齢はそれほど関係ないと思います(むしろ障害となるのは、環境(仕事、家事、付き合いなど)だと思います)。
「暗記」は年齢に関係なく誰でも苦労します。海外で生活していれば強制的に英語を使うのでいやでも覚えていきますが、日本ではそうはいきません。「勉強するぞ」「覚えるぞ」と覚悟を決めて、時間を設けて、覚える作業を実施・継続する必要があるのです。それをちゃんと行えば誰でも覚えられます。年齢と記憶の関係に関する科学的実験においても証明されています。「高齢者であっても若い人と同じように覚えられる」と(詳しくは本文をお読みください)。
誰でも暗記は可能であるとして、次に問題となるのが方法論です。どのようにすれば記憶が定着しやすいかです。本書では、日本における英語学習で効果的と思われるものを紹介しています。例えば、STI (Show and Tell and Interaction)です(筆者の造語です)。「持ち物を見せながら説明し、皆で話し合う」ことです。Show and Tellは海外の子供が学校などでよく行うようです。これに「やり取り(Interaction)」を加えると非常に有効な英会話学習になります。またこれは、認知症予防・改善の観点からも、脳にとって非常によいとのことです。私の主宰する英語クラブでもSTIを取り入れていますが、とても楽しく、しかも有効であると感じます。
英会話は相手が必要です。相手を見つける方法の1つに英会話サークルへの参加があります。近隣にない場合、自分で作ってしまうのもよいです。本書では、サークルの作り方や注意点についても詳しく触れています。
暗記は大変ですが、無理をしすぎない範囲で頑張りましょう。コツは「思い出す」作業を繰り返すことです。英語に限らず何かを習得する場合、多少の苦痛を経た後でなければ進歩は望めません。しかし苦しすぎると挫折してしまいます。英会話学習の方法は、本書でも紹介している通り多様です。飽きないよう色々な方法を使い、多少の苦痛を織り交ぜながら練習を楽しんで頂けたらと思います。
【目次】
1. アンチ・エイジングと英語学習7
2. 論文「バイリンガル脳の構造的柔軟性」8
2.1 論文の概要9
2.2 この論文から言えること12
3. 認知症予防の観点からのバイリンガル効果13
3.1 実験の概要14
3.2 これらの実験から言えること15
3.3 記憶を引き出す力を鍛える方法16
3.3.1 浅草で働く高齢者は記憶力がよい17
3.3.2 浅草で働く高齢者の記憶力がよい理由18
3.3.3 日本語でできる記憶力アップ法19
3.4 記憶を定着させる方法22
3.4.1 思い出せない理由は神経細胞の減少だけか23
3.4.2 記憶するために必要なプロセス24
3.4.3 睡眠25
4. 認知症の予防および対策としての「共想法」26
4.1 「共想法」とは何か27
4.2 「共想法」はなぜ脳によいのか28
4.3「共想法」を英会話で行う30
5. 脳によいその他のこと31
5.1手書きをすること32
5.2 散歩をすること33
6. 若返りの英会話練習法34
6.1 会話→英会話35
6.2 会話相手はどこにいる?37
6.1.2 英会話サークルへの参加の仕方38
6.1.3 英会話サークルを自分で作る方法39
6.1.4 活動内容41
6.1.5 英会話サークルを運営する際の注意点42
6.2 読み聞かせ→読み聞かせ43
6.2.1 読み聞かせは1人でできる?44
6.2.2 発話は腹式呼吸で45
6.2.3 腹式呼吸の練習法46
6.2.4 腹式呼吸の健康効果47
6.2.5 イメージは大切48
6.2.6 イメージのその先にあるのは超能力!?49
6.2.7 音読について50
6.3 共想法→Show and Tell and Interaction(STI)51
6.3.1 Show and Tellのやり方52
6.3.2 Show and Tellの具体例54
6.4 手書き→ハンド・ライティング62
6.4.1 書き写し63
6.4.2 ディクテーション64
6.4.3 日記など65
6.5 散歩→散歩で「実況生中継」66
6.5.1 「実況生中継」(Live Broadcasting When Walking)の実際67
6.5.2 注意点69
6.5.3 英作文の際に役立つサイト70
7. その他のアンチ・エイジング71
7.1. 師匠のO教授72
7.1.1 O教授の真の姿73
7.1.2 O教授の若さの秘訣74
7.2 筋力トレーニング75
7.2.1 インナー・マッスル76
7.2.2 スクワット79
7.3 その他~チーズで若返り~80
例えば著者が主宰する英語クラブで行っているSTI(Show and Tell and Interaction)は英会話練習法として効果的です。これは自分の持ち物を見せながら説明し、他の人とやりとりをするというものです。そして、この方法は「共想法」と同じ概念なのです。「共想法」とは認知症の専門家が認知症予防・改善法として推奨するものです。
「もう歳だから覚えられない」とよく聞きますがそれは間違いです。65歳以上の方でも大学生と同じくらいの記憶力があることは実験によって証明されています。ではなぜ「覚えられない」のでしょうか。その答えは本書で述べています。
なお、本書は若い方にとっても役立つでしょう。なぜなら20歳以降の人は神経細胞が減少し続けるので、若くても脳を使わなければ衰えていく一方だからです。若い人の脳の健康維持のためにも英語学習は効果的でしょう。
【対象】
・英会話初級者・中級者
・英会話の学習法がわからない方
・アンチエイジングを考えている方(若さを保ちたい、若返りたいと思っている方)
・認知症を予防・改善したい方
【特徴】
・英語学習が脳によいことを科学的見地から述べています
・脳や体にとって健康的で、かつ学習法として効果的なものを紹介しています
・英会話サークルの参加法・設立法を詳しく述べています
【著者から】
日本国内で英語学習を頑張っていらっしゃる方は多いです。しかし、全ての人が成果を上げているとは言い難いです。努力しているのにやり方がよくない場合が少なくありません。英語ペラペラな人が書いたハウツー本をいくら読んでもダメだと思います。そのような本の著者自身は大抵海外で身につけているので、書かれている内容が役に立たないのです。本書では国内学習における効果的な練習法を紹介しています。しかも、それらが脳や体の健康増進に効果的なのです。健康法の1つとしても英会話学習を行うとよいと思います。
また、英会話サークルについて詳しく述べています。これは類書では見られないものではないでしょうか。参加する際の心得だけでなく、自分で設立する方法、運営上の注意点など詳しく述べています。6年ほど自身で運営してきた経験に基づいています。
なお、著者は脳や健康、筋力トレーニングなどにも関心が強いので、それらについてもかなり触れています。
【本書のまえがき】
ある程度年齢を重ねた人であれば「若くありたい」「若返りたい」と思うのが一般です。その願いをかなえる有効な方法の1つが英語学習です。そして、若い人にとっても脳の鍛錬に有効だと思います。
神経細胞の数は生後1年まで急速に増えます。神経細胞同士がつながり合い複雑な回路を作ります。その後は不要な回路が減少していきます。神経細胞の数は2歳くらいまでにおよそ7割が消えます(ナイス!健康「愕然!脳の神経細胞は1歳をピークに減少!!」 http://nice-kenko.info/column/5166/ )。一方、神経回路網は20歳になるまで増え続け脳の重量も増え続けます。しかし20歳を過ぎると脳の重量と容積は減少していきます(、ニッスイ 高齢化社会の食生活 認知症 「脳は神経細胞のネットワーク」 http://www.nissui.co.jp/academy/eating/07/02.html )。従って、20歳以降の人にとって重要なのは、減少していく神経細胞を使って新たな神経回路網を作っていくことです。その手段として英語学習は非常に有効だと思います。何も新しいことにチャレンジしなければ、神経細胞も神経回路網も減少する一方だと思います。
英語学習者の大きな悩みの1つは、「覚えられない」ことです。「知らない単語ばかり」「覚えることがありすぎて大変」「勉強したのにすぐ忘れる」など悩みは尽きません。特に大人の学習者が言うのは「年だから覚えられない」です。しかし、個人的には年齢はそれほど関係ないと思います(むしろ障害となるのは、環境(仕事、家事、付き合いなど)だと思います)。
「暗記」は年齢に関係なく誰でも苦労します。海外で生活していれば強制的に英語を使うのでいやでも覚えていきますが、日本ではそうはいきません。「勉強するぞ」「覚えるぞ」と覚悟を決めて、時間を設けて、覚える作業を実施・継続する必要があるのです。それをちゃんと行えば誰でも覚えられます。年齢と記憶の関係に関する科学的実験においても証明されています。「高齢者であっても若い人と同じように覚えられる」と(詳しくは本文をお読みください)。
誰でも暗記は可能であるとして、次に問題となるのが方法論です。どのようにすれば記憶が定着しやすいかです。本書では、日本における英語学習で効果的と思われるものを紹介しています。例えば、STI (Show and Tell and Interaction)です(筆者の造語です)。「持ち物を見せながら説明し、皆で話し合う」ことです。Show and Tellは海外の子供が学校などでよく行うようです。これに「やり取り(Interaction)」を加えると非常に有効な英会話学習になります。またこれは、認知症予防・改善の観点からも、脳にとって非常によいとのことです。私の主宰する英語クラブでもSTIを取り入れていますが、とても楽しく、しかも有効であると感じます。
英会話は相手が必要です。相手を見つける方法の1つに英会話サークルへの参加があります。近隣にない場合、自分で作ってしまうのもよいです。本書では、サークルの作り方や注意点についても詳しく触れています。
暗記は大変ですが、無理をしすぎない範囲で頑張りましょう。コツは「思い出す」作業を繰り返すことです。英語に限らず何かを習得する場合、多少の苦痛を経た後でなければ進歩は望めません。しかし苦しすぎると挫折してしまいます。英会話学習の方法は、本書でも紹介している通り多様です。飽きないよう色々な方法を使い、多少の苦痛を織り交ぜながら練習を楽しんで頂けたらと思います。
【目次】
1. アンチ・エイジングと英語学習7
2. 論文「バイリンガル脳の構造的柔軟性」8
2.1 論文の概要9
2.2 この論文から言えること12
3. 認知症予防の観点からのバイリンガル効果13
3.1 実験の概要14
3.2 これらの実験から言えること15
3.3 記憶を引き出す力を鍛える方法16
3.3.1 浅草で働く高齢者は記憶力がよい17
3.3.2 浅草で働く高齢者の記憶力がよい理由18
3.3.3 日本語でできる記憶力アップ法19
3.4 記憶を定着させる方法22
3.4.1 思い出せない理由は神経細胞の減少だけか23
3.4.2 記憶するために必要なプロセス24
3.4.3 睡眠25
4. 認知症の予防および対策としての「共想法」26
4.1 「共想法」とは何か27
4.2 「共想法」はなぜ脳によいのか28
4.3「共想法」を英会話で行う30
5. 脳によいその他のこと31
5.1手書きをすること32
5.2 散歩をすること33
6. 若返りの英会話練習法34
6.1 会話→英会話35
6.2 会話相手はどこにいる?37
6.1.2 英会話サークルへの参加の仕方38
6.1.3 英会話サークルを自分で作る方法39
6.1.4 活動内容41
6.1.5 英会話サークルを運営する際の注意点42
6.2 読み聞かせ→読み聞かせ43
6.2.1 読み聞かせは1人でできる?44
6.2.2 発話は腹式呼吸で45
6.2.3 腹式呼吸の練習法46
6.2.4 腹式呼吸の健康効果47
6.2.5 イメージは大切48
6.2.6 イメージのその先にあるのは超能力!?49
6.2.7 音読について50
6.3 共想法→Show and Tell and Interaction(STI)51
6.3.1 Show and Tellのやり方52
6.3.2 Show and Tellの具体例54
6.4 手書き→ハンド・ライティング62
6.4.1 書き写し63
6.4.2 ディクテーション64
6.4.3 日記など65
6.5 散歩→散歩で「実況生中継」66
6.5.1 「実況生中継」(Live Broadcasting When Walking)の実際67
6.5.2 注意点69
6.5.3 英作文の際に役立つサイト70
7. その他のアンチ・エイジング71
7.1. 師匠のO教授72
7.1.1 O教授の真の姿73
7.1.2 O教授の若さの秘訣74
7.2 筋力トレーニング75
7.2.1 インナー・マッスル76
7.2.2 スクワット79
7.3 その他~チーズで若返り~80