yakkyokude itinenkanni uriagewo yonnjuupa-sennto koujousaseta sigotojutu pa-to 1 (Japanese Edition)

薬局で、1年間に売上を、４０％も向上させた仕事術　ＰＡＲＴ１

薬局で働く皆さん、患者さんからのクレームで、薬を出すのが遅すぎる！
と叱られた方は、いませんか？
薬局において、患者さんのクレームで最も多いのは、何でしょうか？

それは、待ち時間の長さです。
　
患者さんからすれば、なぜ、薬の種類が少ないのに、これだけ多くの時間を待たせるのか？
という疑問があります。そして、この疑問は、待ち時間が長ければ長いほど、怒りにつながります。
　たしかに、薬局の現場を知る者として、時間がかかる事情はわかります。
しかし、　患者さんからすれば、薬局側の事情など知るよしもなく、このような不満がたまれば、患者さんは、その薬局に見切りを付け、もう二度とその薬局を訪れることはなくなるでしょう。
さらに、その問題を放置すれば、今後、その薬局が生き残るのは難しいはずです。
毎年、患者さんが徐々に減っている薬局をたびたび見受けます。もしかしたら、このようなことが原因で、患者さんがほかの薬局に流れているのかもしれません。
そこで、悩める調剤薬局を応援するために、私は、本書を執筆しました。

患者さんを一人失ったときの損失額。
　もし、待ち時間が多いために、その患者さんが不満に感じ、ブランドスイッチで、他の薬局、もしくは、ドラッグストアで、薬をもらい始めたら、いったい、どれだけの損失になるでしょうか？
　とくに、これまでリピーターだった患者さんが、一人でも、他の薬局へ流れると、その被害額は甚大となります。
　数値的なケースを考えてみましょう。
たとえば、処方箋1枚の単価を全国平均に近い５０００円とし、14日に1回、薬局に来ていた50歳の高血圧の患者さんがいたとします。
その患者さんが、ブランドスイッチで他の薬局へ流れてしまうと、人生80年として、平均余命のあと30年間分の売上を大きく失うことになります。（顧客生涯価値の大幅な減少）
計算しますと、５０００円×2（月2回来局）×１２（1年間＝12ヶ月）×30年間＝３６０万円
実に、患者さんをたった一人失うだけで、360万円もの売上を失ったことになるのです。
したがいまして、薬局にとって、患者の待ち時間短縮の技術というのは、非常に重要な要素となるのです。
実際、大病院の門前薬局の店長を任されたとき、本書で述べる数々の待ち時間短縮法を実践したところ、前年比の売上が４０％も伸びたのです。
患者さんの薬局に対する大きなニーズとして、待ち時間短縮であることが証明されたのです。
待ち時間の短縮は、薬局の競争力に大きく影響するのです。

もし、薬局コンサルタントに、待ち時間短縮のコンサルティングを頼めば、数十万円以上のコストがかかることでしょう。
しかし、本書の価格は、患者さん一人を逃がしたときの損失額や、コンサルティング料金に比べれば、はるかに、安い価格となっております。たった一回のランチ代よりも、安くなっております。
どうぞ、ご覧ください。　　


著者紹介
某国公立大学薬学部卒業。
調剤薬局に勤めて、2年目で店長に大抜擢。
大病院の門前に多くの調剤薬局が乱立する中、そのエリアの調剤薬局の店長を任され、1年間で、売上を、前年比４０％も向上させる。
在庫管理についても、独自の効率的な在庫管理方法を発明する。（別冊にて出版）
創意工夫の管理薬剤師（店長）として、調剤薬局の大競争時代に勝ち抜くための方策を現在も実践中。