この小説はアメリカのTV番組を元の作りました。
町の修理工場に、依頼人たち訪れます。
手には『ガラクタ』にしか見えない、品々。
しかし、それが見事に新品同様のピカピカに変わって行きます。
私はその番組を見ていて、感動しました。
出来上がった品を見て、依頼たちが皆、子供のように喜んでいました。
もちろん町の修理工場の人たちも「こだわり」を持って仕事をしています。
しかし、それ以上にそこで働く『職人』達は皆、たのしげに仕事をしています。
私は見ていて、カッコイイな素敵だな~と感じました。
少しでもその良さを、小説で表現できればと思い作りました。
所どころアレンジはしていますが、楽しんでいただければ嬉しいです。
それでは冒頭より、抜粋です。
~はじめに~
昔はなんでも手つくりで、
職人たちは自分の仕事に、プライドを持ってやっていた。
俺たちもそう、そんな人種だ!
初めまして、おれはスミス・R・ウイリアムだ、スミスと呼んでくれ。
この道30年の職人だ。
親父が営んでいた「町の修理工場」
親父はもうこの世にいないが、その『魂』は受け継いだつもりだ!
今は親父の楽しみでもあった、息子のテイラーに俺の全てを叩き込んでいる。
親バカかもしれないが、ホント頼もしい奴だ。
他にも頼もしい奴が・・。
誰の事?
ああ、俺の店の『仲間』たちの話さ!
少し紹介させてほしい。
サングラスを掛けた、スキンヘッドの男。
口の悪さはこの店でナンバー1さ!
名前はカウボウイ・C・ハット、みんなからカウボウイと呼ばれている。
片耳にピアスが輝き、携えた髭が近寄りがたい雰囲気を漂わせていた。
こだわりが強く、すぐに怒り出す。短気な奴だよ、ホント。
次は寡黙な男名前は、ライル・L・コイル。
ライルと皆からは呼ばれている。
細かな所まで目が届く、ばらした機械を組み立てることに関しては、
この店一番の『プロフェッショナル」だった。
続いては見習のブレッドリーこと、ブレッドリー・B・バータ。
歳は俺の息子より、一つ上でひょろっとしていて、つかみどころがない男だ。
よく失敗をして、カウボウイからどやされている。
それでも、この仕事に対する誇りを感じる時がある。
すこしづつ仕事の腕も、上がってきている。
先が楽しみな奴さ!
ああ、そうそう一番の問題児を忘れていた。
誰かって?
俺の実の弟だよ。
考えただけで、頭が痛くなる。
悪い奴じゃないんだが・・・。
名前はニール・R・ウイリアム
息子のテイラーもなついていて、喜ばしい事だ。
でも、その奔放とした所が息子が真似しないか『心配』なんだ。
よくお客さんへの、配達をしてもらっているんだが・・。
俺だったら1時間位で終わる所を、3時間以上帰って来ないんだ?不思議だろ?
今度何をやっているか、詳しく聞いてみたいよ!ホント。
最後が俺の息子、テイラー・R・ウイリアムだ。
こう言ったら、親バカと思われるかもしれないが・・。
小さい頃から俺の、仕事を手伝わせてきたからだろう。
その技術は俺も、ビックリすることがある。
ホント、頼もしい奴らだよ。
もうそろそろ『依頼人』が、来る時間だ。
入口に目をやると、青いタンドラが入って来た。
今日はどんな『ガラクタ』に出会うやら。
まぁ、俺達にかかれば当時以上の『完璧』な状態になるぜ?
うそ?
うそなもんか!
まぁ、そこで見ていろよ。
ビックリするから。
お客さんのビックリする顔が、俺達にとっては何よりのご褒美なのさ!
今日はどんな品が、飛び出すやら楽しみだぜ!
yomigaeraseya tu: garakutagaomoidenikawarutoki (Japanese Edition)
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