滋賀県文学祭小説部門入選(約二万字)
ふと、旧友に会いたくなる友情物語。
【あらすじ】
圭一は死のうとしていた。
苦労して天井に吊るしたロープに首を突っ込んだ正にその瞬間、部屋の隅で埃を被った携帯電話が着信を知らせた。
電話の相手は高校時代の同級生、茂明だった。彼はもう一人の旧友、裕司が亡くなった事を電話口で告げる。
翌日、裕司の家を訪ねる約束をし電話を切った圭一は、タバコに火を付けるとポツリと呟いた。
「ようこそ、喫煙所へ」
Youkosokituenjyohe (Japanese Edition)
Sobre
Baixar eBook Link atualizado em 2017Talvez você seja redirecionado para outro site