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    yoyo no utabito (Japanese Edition)

    Por origuti sinobu

    Sobre

    万葉以前から明治革新期まで、各時代の歌人に焦点を当てた、著述集です。「女流短歌史」「歌の話」「正岡子規短歌抄」「与謝野寛作歌抄」「追い書きにかえて―明治の新派和歌―」の五編を収録。難解とされる著者の作のうちでは読みやすい部類に入るもので、ユニークな和歌入門書であるとともに、折口学入門にも適した一冊でしょう。

    「女流短歌史」は、上代から明治時代にわたる女流短歌の通史。斉明天皇・大伴坂上郎女・小野小町・和泉式部・式子内親王・山川登美子・与謝野晶子ら、各時代を代表する女流歌人を取り上げ、女歌の特色と価値を考察します。

    「歌の話」は、短歌の黎明期から江戸末期まで、千年を超える和歌史を概観する講話。年少者向けに分りやすく解説したものですが、著者ならではの卓見が随所に披瀝されています。玉葉集・風雅集を和歌の到達点として高く評価したのも画期的な新見でした。

    「正岡子規短歌抄」「与謝野寛作歌抄」は、いわゆる明治新派和歌の二大歌人の秀歌を選び、評点を加えたもの。対照的とされる両歌人の比較の材料ともなる歌集です。

    最後の「追い書きにかえて―明治の新派和歌―」では、指導者としての子規と鉄幹を比較して論じ、なぜ子規の根岸派がその後歌壇の主流として勢力を伸し、鉄幹の明星派がそれに失敗したのかを検討します。一方、歌人としてはむしろ鉄幹を子規よりも高く評価しています。

    正確で、かつ一般読者に親しみやすい本文を作成することを目指し、底本には旧版全集のテキストを選び、初刊の鎌倉文庫版を参照して校訂しました。漢字は新字に、仮名遣は新仮名遣に改めました。
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