(本文より)
企画書には2種類ある。「見せる企画書」と「読ませる企画書」だ。
会議のプレゼン資料や取引先への提案書などで使うのは、「見せる企画書」になる。パワポ(PowerPoint)などを使ったヴィジュアル重視の企画書をがこれにあたる。
一方、自分のやりたいことを伝えるのが最優先という場合は、「読ませる企画書」になる。ワードでA4文書1枚でまとめよう、などというのは「読ませる企画書」の方だ。
ちがいはどこにあるかというと、「見せる企画書」の方は説明する人間(企画者や担当営業)がそばにいるということである。この場合、あんまり安っぽい企画書だと、
「バカにしてるのか」
と疑われる危険性がある。
逆に、「読ませる企画書」の方は手わたすだけでも、サッと目を通してもらえる。出版社に本の企画を持ち込むなんてときも、1枚にまとめてメールに添付するところからだ。
中身がない企画書で、ヴィジュアルにばかり凝ってもしかたがない。それに中身がちゃんとしていなければ、見せる技術も、ひとりよがりになってしまう。伝えたいことが先にあってこその演出だ。
(もくじ)
読んでもらいたければ1枚にまとめる
デザインは見やすくシンプルに
相手の心を動かすのが企画書の役目
通らない企画書では意味がない
結論をまちがえないように
やりたいことを伝える
ゴールは2つのうちどちらかに設定
企画とは裏づけ調査のことだ
ライバルがいるときは見出しで工夫
ヘッダーが最重要
サブタイトルをつけて見出しにする
現状分析と企画の趣旨
企画内容と予算
まとめ 企画書1枚の構成
◇著者略歴◇
株式会社RJ所属のライティング・ユニット。メンバーの専門や得意分野を活かして、ユーモアのあるハウトゥ本を中心に幅広い執筆活動をおこなっている。
また、依頼を受けてアドバイスした企業も多岐にわたる。
大手芸能プロダクション、映像・IT関連、起業・新規事業のコンサルティング、営業職・販売職の育成、プレゼン研修、出版社グループの新人発掘など。
メンバーは雑誌や単行本へも寄稿、編集者からの評価も高い。
Kikakushonokakikata: Waadobunshoichimainimatomerukouseihou (RJ Books) (Japanese Edition)
Sobre
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