この詩集に収録されているのは、主にポピュラーソングの歌詞として使えるように作ったものです。断っていただければ、改作・補作してご利用いただけます。委しくは本詩集の「はじめに」をご覧ください。最終ページの詞を内容代わりに。
椿の峠道に吹く朱色の風
一人越えて来た 赤い椿の咲く峠は
過去と今を分かつ宿命の記憶
戻ることの出来ない 脊梁の道を
今は恋しい人に会うために
せめて今生の別れをと
後を振り返らずに 歩いてきた
敵を恨むなと 今際の際の
父の教えをまもっては来たが
煩悩で汚したこの手を あの人が
受け入れてくれるであろうか
峠の向こうに 暮れなずむ街に
ああ、わが心の迷いの炎が燃える
風に身を任せる鳥のように
赤い雲が浮かぶ西へ 飛んで行きたい
花一輪を目印に あの人は髪にかざして
待っていると 言ってくれた
嘘でもいい 嘘の上に罪を重ね
屍を踏みにじった私を 許すと言って欲しい
遥か見渡す 椿の峠道に
ああ、朱色の風が吹く
ああ、慟哭の朱色の風が吹く
haruhakitakeredo (Japanese Edition)
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