kantandoukitan 1 akumanodoukoku (Japanese Edition)

理不尽・虐待・虐めなどをテーマにした『邯鄲堂奇譚』シリーズの第一話。
仏教に縁ある衆生を守護する護法神四天王の視点から描く、様々な人間世界の不条理。
『悪魔の慟哭』は、東北の戸来伝説をベースにしています。
はるか昔にこの国へ流れ着いたキリストの聖骸を追ってきて封じられた悪魔を退治するために、現代に人間として仮の生を受けた四天王の再会から物語は始まります。
人間の醜さと人間としての自身の力不足から招いた悲劇がトラウマとなり、衆生を救うことに疑問を抱き、神に戻れなくなる多聞天。
悪魔から見ると､理不尽きわまりない「神の沈黙」。
この国を滅ぼそうとする強力な悪魔に対して、多聞天が出した答えとは？