筆者はBtoB(法人営業)のルートセールスを11年経験し、その後は「営業力強化」を専門とする経営コンサルタントになって30年になります。
筆者のコンサルティングスタイルは、毎月の「営業会議指導」の形をとります。その中で、「ファシリテーター」の役割を担うのですが、標準的な流れは、
■事前打ち合わせ ・トップ、幹部、マネジャーと進め方の擦り合わせ
■マネジャーの発表 ・前月までの総括と今後の重点施策についてコメント
■営業マンの発表 ・原則として全員、会議資料に基づいて活動報告を行う
■筆者のアドバイス ・発表内容について、筆者の評価とアドバイスを実施
■終了後ミーティング ・トップ、幹部、マネジャーと今回の総括を行う
という進め方になります。
ここで行っている■筆者のアドバイスは、まさに「コーチング」そのものです。「ファシリテーター」役と同時に、本来はマネジャーがやるべき「コーチング」を、半年間にわたって筆者が「代行する」(してみせる)のです。契約によっては1年の場合もあります。
本書は、筆者がそこで実施してきた「コーチング」のノウハウを公開したもので、
第Ⅰ部 管理者(マネジャー)として理解しておきたい「基礎理論」
第Ⅱ部 コーチングの進め方(実践編)
第Ⅲ部 「語り合い」の道具としての「ツール (基本フォーマット)」
という構成になっています。
第Ⅰ部管理者(マネジャー)として理解しておきたい「基礎理論」では、
コーチングに関連して、筆者が重要視している以下の10の理論、考え方を取り上げています。
■PM理論
■能力の3要素
■欲求5段階説
■衛生要因・動機づけ要因
■ジョハリの窓
■ハーマンモデル
■ABC理論
■Will・Can・Mustの3要素
■内発的動機(フロー)
■エトス・パトス・ロゴス
筆者の経験では、これらの10の理論、考え方は実務上も大変役に立ちます。逆に言えば、こうした「知識」なしに、単にコーチングの「テクニック」を駆使するだけではうまくいかないのです。
第Ⅱ部コーチングの進め方(実践編)では、筆者が実際にコンサルティングの現場で実施しているコーチングのやり方を説明します。ベースとしては、「会議資料」となる「ツール (7つ道具)」の意義とその使い方が主体になります。内容的には、
■「情」のマネジメントと「理」のマネジメント
■8つのスキルとコーチングの手順
■マネジメントツール(7つ道具)の活用
■上手に聴くための基本的技術
■実践的コーチングの着眼点(典型的3事例)
について、解説しています。
第Ⅲ部「語り合い」の道具としての「ツール (基本フォーマット)」では、主に「営業」以外の部門、例えば「製造」や「プロジェクト」、あるいはスタッフなどの「業務」部門に必須の「ツール (基本フォーマット)」について説明します。具体的には、
■山積み表
■工程管理表
■プロセスマップ
■スケジュール進捗管理表
■KPT(ケプト)シート
■マンダラチャート
について説明しますが、最後の
■マンダラチャート
については、そのまま使うのではなく、自分でツールを「デザイン」するための「コンテ」とする、という使い方がお勧めです。
実は筆者も、クライアントさんに提案する「ツール (基本フォーマット)」を設計する際には、このツールを使って、叩き台となる「コンテ作り」をしています。
目次
まえがき
第Ⅰ部 管理者(マネジャー)として理解しておきたい「基礎理論」
■PM理論
■能力の3要素
■欲求5段階説
■衛生要因・動機づけ要因
■ジョハリの窓
■ハーマンモデル
■ABC理論
■Will・Can・Mustの3要素
■内発的動機(フロー)
■エトス・パトス・ロゴス
第Ⅱ部 コーチングの進め方(実践編)
■「情」のマネジメントと「理」のマネジメント
■8つのスキルとコーチングの手順
■マネジメントツール(フォーマット)の活用
■上手に聴くための基本的技術
■実践的コーチングの着眼点(典型的3事例)
第Ⅲ部 「語り合い」の道具としての「ツール(基本フォーマット)」
■山積み表
■工程管理表
■プロセスマップ
■スケジュール進捗管理表
■KPT(ケプト)シート
■マンダラチャート
あとがき
ko-tingunozissai: yoisitumonhakotaewohanbunhikidasu keieiwokangaeru (keieibukkusu) (Japanese Edition)
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