新規大卒者のうち3割が平均して3年以内に離職しているという現実にある日本。
辞める側が悪いのか、辞められる職場がわるいのか?
新人が3年以内に職場を辞めるその構造を本書で解き明かす。
採用する側・される側が知っておくべき職場を辞める構造を本書で知っておいてください。
<著者紹介>
永井隆雄:慶應義塾大学文学部人間関係学科卒業、同大学院商学研究科修了(労働経済学専攻)、社会学研究科博士課程単位取得退学(産業・組織心理学専攻)、九州大学大学院博士課程単位取得退学(経済学・経営学専攻)。日本総研、アーサーアンダーセン(マネジャー)、関西経済同友会(主任研究員)、日大、立教、九大等の大学講師(英書購読、統計学等)、人材育成学会理事などを経てフリーランスの経営コンサルタント、産業・組織心理学者。著書・論文・コラム多数。主な論文「介護職のバーンアウトと離職」『人材育成』第2号第1巻など。
<本書一部公開>
厚生労働省の雇用動向調査によると、全年齢平均での離職率は16.4%(男性14.4%、女性19.0%)である。一方、新規学卒者の3 年以内の離職率は 2012年では28.8%となっており、全体平均よりも10 ポイント以上高い水準となっている。
1987年からの推移を見ると、バブル期に当たる88‐91年頃にかけては多少とも離職率は低くなっているのだが、その後、しばらく横ばいで推移した後、1994年から再び上昇の兆しが見られ、2009年まで30%を超える、やや高い水準で推移した。
ただ、近年になり、多少、改善の兆しが見られる。この間、すなわち、80年代後半から現在までの間に、女子労働力の非正規化が急速に進んだことや、男子でも、専門職や技能職に関して非正規化の傾向が増え、既に、全体の非正規雇用率が4割を超えている現在、この数字の推移のみから、新規学卒者の就業行動を推測することはできない・・・
nazesannnenndekaisyawoyamerunoka (Japanese Edition)
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