本書、「はじめに」より引用
(はじめに)
この宝彩瞑想会講話録は、「入門瞑想会」と題して、2009年12月09日に東京渋谷で行われた、第149回宝彩瞑想会の講話を収録したものです。
宝彩瞑想会はいろいろな形で開催されています。合宿形式もありますし上級者だけのリーダー参加限定のものもありますが、この第149回は初心者が主体となって参加した入門者向けの瞑想会でした。宝彩瞑想リーダーも指導者として参加しています。
瞑想の初心者、入門者が、瞑想について、一番分かりにくいところは、「いったい頭の中でどのような作業をするのか」ということだろうと思います。
その作業とは「瞑想の浄化3手順」を頭の中で、繰り返し実践して「思考の種」を片付けていくことです。ですから、この瞑想会では、瞑想の作法も練習しましたが、実際に瞑想の浄化3手順をどのようにして実践していくのかを詳しく説明しています。
瞑想の入門者が「瞑想は難しい」と思ってしまう点とは、「自分の思考が一体どのようなもので、それを片付けるとは、具体的にどういうことか」を、なかなか理解できないということだと思います。
つまり、そもそも「思考とは何か」ということを自分自身で具体的に把握することが難しいわけです。この入門瞑想会では、特にその点を十分に考慮して、具体的な説明とセッションを通して、思考とは何か、意識とは何か、瞑想とは何をすることか、それらを体験して理解していただけるよう工夫しました。
ですから、これから瞑想を始める人や、瞑想をやり始めたけれども今ひとつやり方がよく分からないという人は、この入門瞑想会講話録をお読みになれば、その時会場に参加されたみなさんと同じように、詳しい説明にそって、自分でやってみて、体験しながら理解を進めることができると思います。
また、当日、私がホワイトボードに描いて説明した心のシステム図11点と、瞑想の作法のイラスト5点を挿入しています。瞑想の作法や行程、マインドのメカニズム等についてより理解が深くなると思います。
瞑想は自分の人生を明るく楽しく有意義にするための優れた技術です。
この本が皆様の人生にお役に立てることを願っています。
宝彩有菜
追記
なお、この講話録は、当時の録音から、なるべく忠実に書き起こしたものですので、「話し言葉」になっています。そのため、会場の雰囲気等はよく分かると思いますが、書き言葉と比べて若干くだけた言い回しもありますので、その点ご了承ください。
(目次)
01 瞑想の第一段階は、何をするのか?
02 <セッション>外部情報の遮断
03 <セッション>内部情報の片付け
04 <実践>瞑想の作法
05 <実践>瞑想
06 <実践>スポアナ歩行瞑想
07 マントラは、雑念を引き出すための道具
08 過去情報へのアクセス
09 瞑想の基本をしっかりやる
10 <感想と質疑応答>まずは、頭の中から
あとがき
付録(1)第149回 宝彩瞑想会レジメ
付録(2)瞑想の行程図
nyuumon meisoukai: hosai meisoukai kouwaroku (Japanese Edition)
Sobre
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