POLYOMINO造形集(第12巻)
以下の43造形を掲載しています。
・4-CUBE(全8種類)を1セット全部使用した造形8個。
・5-CUBE(全29種類)を1セット全部使用した造形21個。
・6-CUBE(全166種類)を1セット全部使用した造形13個。
・7-CUBE(全1023種類)を1セット全部使用した造形1個。
【1】
立方体を4個接続(正接)させてできる立体を4-CUBE(テトラキューブ)と呼び、全部で8種類存在します。
【2】
これら8個を1セットとします。そして1セットを、1個の使い漏らしもなく、かつ重複使用もなく、一回ずつ全部使用して、体積4×8=32の造形を試みます。
【3】
使い漏らした片が有ったり、同一の片を2回以上重複使用して良いのであれば、造形は簡単です。しかし、すべての片を一回ずつ全部使うとなると、造形は極めて困難になります。
【4】
試行錯誤しながら1個ずつ埋めていき、「あと1つ」というところまで来たとしましょう。最後に残っている片の形と、最後に残っている隙間の形が偶然一致すれば、最後の片も埋めて完成です。
【5】
しかし、最後の1個の片の形が、最後に残っている隙間の形と偶然一致する確率は、単純に片の種類数8の逆数だと考えると、1/8という小ささです。
【6】
「あと1つ」というところまで来れても、完成する確率はまだまだ小さいし、ダメだったら、少し手前まで戻り、やり直すしか有りません。
【7】
だからこそ、造形が完成したときには、大きな喜びが有ります。
【8】
見た目の美しさだけではありません。「すべての片を一回ずつ全部使っている」という数学的完全性を満たしていることによる、特別な美しさが有るのです。
【9】
8=2×2×2なので、1セットすべてを1回ずつ使用することで、8種類の片につき、それぞれの2倍拡大体を並べることが可能です。
【10】
ただ、あまりに初心者向きであり、すぐに飽きてしまうかもしれません。ここでは、8種類の各片につき、2倍拡大体を作るだけに留めました。
【1】
立方体を5個接続(正接)させてできる立体を5-CUBE(ペンタキューブ)と呼び、全部で29種類存在します。
【2】
これら29個を1セットとします。そして1セットを、1個の使い漏らしもなく、かつ重複使用もなく、一回ずつ全部使用して、体積5×29=145の造形を試みます。
【3】
使い漏らした片が有ったり、同一の片を2回以上重複使用して良いのであれば、造形は簡単です。しかし、すべての片を一回ずつ全部使うとなると、造形は極めて困難になります。
【4】
試行錯誤しながら1個ずつ埋めていき、「あと1つ」というところまで来たとしましょう。最後に残っている片の形と、最後に残っている隙間の形が偶然一致すれば、最後の片も埋めて完成です。
【5】
しかし、最後の1個の片の形が、最後に残っている隙間の形と偶然一致する確率は、単純に片の種類数29の逆数だと考えると、1/29という小ささです。
【6】
「あと1つ」というところまで来れても、完成する確率はまだまだ小さいし、ダメだったら、少し手前まで戻り、やり直すしか有りません。
【7】
だからこそ、造形が完成したときには、大きな喜びが有ります。
【8】
見た目の美しさだけではありません。「すべての片を一回ずつ全部使っている」という数学的完全性を満たしていることによる、特別な美しさが有るのです。
【9】
29という個数が、素数なのが残念です。28個や30個だったら、いろいろな直方体を並べることができただろうに。
【10】
かなり上級者向きであり、実際に木片などを使って作らないと、紙面上だけでは造形は困難です。コンピュータを使えば、自由に使いこなすことも可能です。
【1】
立方体を6個接続(正接)させてできる立体を6-CUBE(ペンタキューブ)と呼び、全部で166種類存在します。
【2】
これら166個を1セットとします。そして1セットを、1個の使い漏らしもなく、かつ重複使用もなく、一回ずつ全部使用して、体積6×166=996の造形を試みます。
【3】
使い漏らした片が有ったり、同一の片を2回以上重複使用して良いのであれば、造形は簡単です。しかし、すべての片を一回ずつ全部使うとなると、造形は極めて困難になります。
【4】
試行錯誤しながら1個ずつ埋めていき、「あと1つ」というところまで来たとしましょう。最後に残っている片の形と、最後に残っている隙間の形が偶然一致すれば、最後の片も埋めて完成です。
【5】
しかし、最後の1個の片の形が、最後に残っている隙間の形と偶然一致する確率は、単純に片の種類数166の逆数だと考えると、1/166という小ささです。
【6】
「あと1つ」というところまで来れても、完成する確率はまだまだ小さいし、ダメだったら、少し手前まで戻り、やり直すしか有りません。
【7】
だからこそ、造形が完成したときには、世界一大きなダイヤモンドを手に入れたような、大きな喜びが有ります。
【8】
見た目の美しさだけではありません。「すべての片を一回ずつ全部使っている」という数学的完全性を満たしていることによる、特別な美しさが有るのです。
【9】
1セットの全体積は6×166=966であり、2×6×83、3×4×83の直方体を並べることができました!!
【10】
かなり上級者向きであり、実際に木片などを使って作らないと、紙面上だけでは造形は困難です。コンピュータを使えば、自由に使いこなすことも可能です。
【1】
立方体を7個接続(正接)させてできる立体を7-CUBE(ヘプタキューブ)と呼び、全部で1023種類存在します。
【2】
これら1023個を1セットとします。そして1セットを、1個の使い漏らしもなく、かつ重複使用もなく、一回ずつ全部使用して、体積7×1023=7161の造形を試みます。
【3】
使い漏らした片が有ったり、同一の片を2回以上重複使用して良いのであれば、造形は簡単です。しかし、すべての片を一回ずつ全部使うとなると、造形は極めて困難になります。
【4】
試行錯誤しながら1個ずつ埋めていき、「あと1つ」というところまで来たとしましょう。最後に残っている片の形と、最後に残っている隙間の形が偶然一致すれば、最後の片も埋めて完成です。
【5】
しかし、最後の1個の片の形が、最後に残っている隙間の形と偶然一致する確率は、単純に片の種類数1023の逆数だと考えると、1/1023という小ささです。
【6】
「あと1つ」というところまで来れても、完成する確率はまだまだ小さいし、ダメだったら、少し手前まで戻り、やり直すしか有りません。
【7】
だからこそ、造形が完成したときには、世界一大きなダイヤモンドを手に入れたような、大きな喜びが有ります。
【8】
見た目の美しさだけではありません。「すべての片を一回ずつ全部使っている」という数学的完全性を満たしていることによる、特別な美しさが有るのです。
【9】
1セットの全体積は7×1023=7161=3×7×11×31です。3×7×31の直方体を11個並べることに成功しました!! これら11個により、3×7×341の直方体、3×77×31の直方体、33×7×31の直方体が作れます。
【10】
極めて上級者向きです。1023個もの片を、実際に木片などで作るのも困難なので、すべてコンピュータの力に頼りました。さすがに難しく、最後の詰めでは何日か解が見付からずに苦しみました。
POLYOMINO MOLDIND 12: 4/5/6/7-CUBE MOLDIND (Japanese Edition)
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