この本は働きながら世界中を旅する、という夢のような生活を送っていた僕が旅の記録として当時書き記していた日記を書籍化したものです。インドを旅していた2010年頃にはまだノマドワーカー、などという単語も発明されておらず、僕のように旅をしながら仕事もしている、というけしからん人間を適切に表現する言葉はなかったので、ただの無名の旅人としてあらゆるインターネットカフェでマックブックを開いては翻訳の仕事なんぞをやっていたのですが、前述の通り、当時はまだノマドワーカーという単語もなく、それほどドヤ顔をしていたような記憶はありませんが、端からみたらもしかしたらドヤ顔をしてしまっていたかも知れません。ドヤ顔という言葉が2010年の時点であったのかどうかも定かではありません。
インドの旅の記録は三冊に渡り、本書はその一冊目になります。香港で友達に結婚式に参加し、そこからムンバイへと飛び、完璧なまでに無計画だった僕はムンバイで出会ったオランダ人たちと一緒に旅をします。ウダイプル、ジョードプル、プシュカル、リシケシへと仲間が増えたり減ったりしながらドラクエさながらに旅は続いて行きます。
知らない人の旅の日記なんて面白いわけないじゃないか、と思う自分と、人の日記ってなんかその人の頭の中をちょっと覗く感じ、というかその人の視点から世界が垣間見れて、見てはいけないものを見てしまっているようなちょっとエッチな気持ちになるから面白いんだよね、と思う自分とがいて、旅が終わってからすっかり時間が経過してしまうと自分の記憶も曖昧になってくるので、久しぶりに日記を見返すと、なんだ意外にも面白いじゃないか、という瞬間があったり、その当時の日本のことやインドのことや世界のことが思い返せて懐かしいような、恥ずかしいような心持ちになれるので、もしかしたらばこのような日記でも読んで楽しいと思うちょっと世の中のメインストリームからずれたようなおひとがちょっとくらいはいらっしゃるのではないか、という浅ましい仮定のもとに本書は作成されているので、こんな駄文が長々と羅列されたような本はけしからん、と思う方も少なからずいらっしゃるかと思いますが、そこらへんはどうかこの本の存在をガン無視する、などという方法や、見てみない振りをする、あるいはなかったことと仮定する、などという戦略をお試しになり、それでも納得が行かぬ場合、ツイッターやフェイスブックなどのSNSにリンク付きで晒して長文で批判する、などの対応でご勘弁して頂ければと思います。でもよく考えたらけしからんと思っている人はきっとこの文章なんて読んでないですよね。そうですよね。失礼しました。
なので本書の使い方としては、働きながら旅をするのってどんな感じなのかを知りたい、とか、インドにこれから行くからちょっと旅行記を読んでおきたい、とか、ガイドブックの代わりに使いたい、とか、カレーを食べながら読むべき本が見当たらない、とか、旅に出る時間もお金も余裕も勇気もないけど、他の人の旅の日記を読むのはちょっと好き、とか、呑み屋で会った筆者に無理矢理買わされたとか、世界にインドがあるように、本を読む理由も世の中にも多種多様な方々がいらっしゃるので、読みたいと思う方には読んでいただけるように、そして呑み屋で会った人に無理矢理売りつけることができるように書籍としてまとめてみました。インド編の後は、オーストラリア編、そして南米編と出して行くつもりですので、読者さまの根気と興味の続くところまで御付き合い頂ければこれ嬉しい限りです。
それでは旅の始まりですのでシートベルトをお締めください。
ボン・ヴォヤージュ!
(はじめに、より抜粋。)
旅と英語とギターと仕事
インド放浪記 1
まいるす・ゑびす
==========================
目次
==========================
タイトル
勝海舟先生からのお言葉
はじめに
==========================
第一章 香港
==========================
『成田から香港へ - So it begins. 』
『雨の結婚式』
『湿気と潤いの違い/深夜特急と陸羽茶室』
『飲茶飲茶からのビクトリアピーク、そしてインドへ』
==========================
第二章 インド
==========================
第一節 ムンバイ
『ムンバイ到着!!』
『A Dry Day in Goa!』
『あやうく逮捕されるところだった件について』
第二節 ウダイプル
『空っぽの湖がある風景』
『ピチョーラー湖に降り注ぐ雨』
『ご趣味は?と聞かれたら乗馬を少々と答えたい。』
『ウダイプルからジョードプルへ移動』
第三節 ジョードプル
『200ルピーのチェスセット』
『猛烈オムレツおじさん - He is the eggman!』
第四節 プシュカル
『ジョードプルからプシュカルへ』
『セクシーでいることは罪じゃない』
『ワールドカップ2010決勝 スペイン対オランダ』
『キャメルツアー』
『ドラクエかよ!』
第五節 リシケシ
『ガンジス川とご対面』
『GibsonのパチもんはGivson』
『ギターの弦が切れた日』
『過去をもっと捨てなさい。』
『ラブホテールは地名じゃねーし』
『瞑想のすすめ』
『2ミニッツヌードルの秘密』
『ヨガとはつまりより上手に瞑想が出来るようになるための手段にしかすぎない』
『吟子との遭遇、一日四時間のヨガ』
『フリーダムカフェとか』
『再び滝へ - No Chapati, No Chai』
『ガンガー!ガンガー!ガンガー!』
『タブラー・イン・ザ・モーニング』
『乾かない洗濯物』
『英語でも日本語でもない言語』
『焼きそば礼拝』
『日本人の日々の暮らし』
『レイキコース初日、空気さなぎ論』
『レイキコース二日目』
『リシケシマーケット』
『占いとか吟子の散髪とかlettuce angel menとか』
『ビバカッパ!』
あとがき
[24 Hours Project]について
著者略歴
合わせて読みたい
まいるす・ゑびす Kindle書籍一覧
================
・旅と英語とギターと仕事 インド放浪記2
https://www.amazon.co.jp/dp/B01N9QUPPS/
・旅と英語とギターと仕事 インド放浪記3
https://www.amazon.co.jp/dp/B01MT8Y16C/
・旅と英語とギターと仕事 オーストラリア放浪記1
https://www.amazon.co.jp/dp/B01MR5X7S4/
・旅と英語とギターと仕事 オーストラリア放浪記2
https://www.amazon.co.jp/dp/B01N2349VE/
・民泊ブームに乗っかってエアビーホスト辞めました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01N4A7X2L/
英語
・Comprehensive Shogi Guide
https://www.amazon.co.jp/dp/B01NBOC5GG/
将棋のルールを英語で説明したガイドブックです。あまり電子書籍でリーズナブルなものが世の中に出回っていなかったので作成してみました。フルカラー104ページの力作です。
・Gauche The Terrible Cello Player
https://www.amazon.co.jp/dp/B01MT833WU/
宮沢賢治の名作「セロ弾きのゴーシュ」を英訳したものです。「よく効く薬とえらい薬」という短編も収録されています。
インドの旅の記録は三冊に渡り、本書はその一冊目になります。香港で友達に結婚式に参加し、そこからムンバイへと飛び、完璧なまでに無計画だった僕はムンバイで出会ったオランダ人たちと一緒に旅をします。ウダイプル、ジョードプル、プシュカル、リシケシへと仲間が増えたり減ったりしながらドラクエさながらに旅は続いて行きます。
知らない人の旅の日記なんて面白いわけないじゃないか、と思う自分と、人の日記ってなんかその人の頭の中をちょっと覗く感じ、というかその人の視点から世界が垣間見れて、見てはいけないものを見てしまっているようなちょっとエッチな気持ちになるから面白いんだよね、と思う自分とがいて、旅が終わってからすっかり時間が経過してしまうと自分の記憶も曖昧になってくるので、久しぶりに日記を見返すと、なんだ意外にも面白いじゃないか、という瞬間があったり、その当時の日本のことやインドのことや世界のことが思い返せて懐かしいような、恥ずかしいような心持ちになれるので、もしかしたらばこのような日記でも読んで楽しいと思うちょっと世の中のメインストリームからずれたようなおひとがちょっとくらいはいらっしゃるのではないか、という浅ましい仮定のもとに本書は作成されているので、こんな駄文が長々と羅列されたような本はけしからん、と思う方も少なからずいらっしゃるかと思いますが、そこらへんはどうかこの本の存在をガン無視する、などという方法や、見てみない振りをする、あるいはなかったことと仮定する、などという戦略をお試しになり、それでも納得が行かぬ場合、ツイッターやフェイスブックなどのSNSにリンク付きで晒して長文で批判する、などの対応でご勘弁して頂ければと思います。でもよく考えたらけしからんと思っている人はきっとこの文章なんて読んでないですよね。そうですよね。失礼しました。
なので本書の使い方としては、働きながら旅をするのってどんな感じなのかを知りたい、とか、インドにこれから行くからちょっと旅行記を読んでおきたい、とか、ガイドブックの代わりに使いたい、とか、カレーを食べながら読むべき本が見当たらない、とか、旅に出る時間もお金も余裕も勇気もないけど、他の人の旅の日記を読むのはちょっと好き、とか、呑み屋で会った筆者に無理矢理買わされたとか、世界にインドがあるように、本を読む理由も世の中にも多種多様な方々がいらっしゃるので、読みたいと思う方には読んでいただけるように、そして呑み屋で会った人に無理矢理売りつけることができるように書籍としてまとめてみました。インド編の後は、オーストラリア編、そして南米編と出して行くつもりですので、読者さまの根気と興味の続くところまで御付き合い頂ければこれ嬉しい限りです。
それでは旅の始まりですのでシートベルトをお締めください。
ボン・ヴォヤージュ!
(はじめに、より抜粋。)
旅と英語とギターと仕事
インド放浪記 1
まいるす・ゑびす
==========================
目次
==========================
タイトル
勝海舟先生からのお言葉
はじめに
==========================
第一章 香港
==========================
『成田から香港へ - So it begins. 』
『雨の結婚式』
『湿気と潤いの違い/深夜特急と陸羽茶室』
『飲茶飲茶からのビクトリアピーク、そしてインドへ』
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第二章 インド
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第一節 ムンバイ
『ムンバイ到着!!』
『A Dry Day in Goa!』
『あやうく逮捕されるところだった件について』
第二節 ウダイプル
『空っぽの湖がある風景』
『ピチョーラー湖に降り注ぐ雨』
『ご趣味は?と聞かれたら乗馬を少々と答えたい。』
『ウダイプルからジョードプルへ移動』
第三節 ジョードプル
『200ルピーのチェスセット』
『猛烈オムレツおじさん - He is the eggman!』
第四節 プシュカル
『ジョードプルからプシュカルへ』
『セクシーでいることは罪じゃない』
『ワールドカップ2010決勝 スペイン対オランダ』
『キャメルツアー』
『ドラクエかよ!』
第五節 リシケシ
『ガンジス川とご対面』
『GibsonのパチもんはGivson』
『ギターの弦が切れた日』
『過去をもっと捨てなさい。』
『ラブホテールは地名じゃねーし』
『瞑想のすすめ』
『2ミニッツヌードルの秘密』
『ヨガとはつまりより上手に瞑想が出来るようになるための手段にしかすぎない』
『吟子との遭遇、一日四時間のヨガ』
『フリーダムカフェとか』
『再び滝へ - No Chapati, No Chai』
『ガンガー!ガンガー!ガンガー!』
『タブラー・イン・ザ・モーニング』
『乾かない洗濯物』
『英語でも日本語でもない言語』
『焼きそば礼拝』
『日本人の日々の暮らし』
『レイキコース初日、空気さなぎ論』
『レイキコース二日目』
『リシケシマーケット』
『占いとか吟子の散髪とかlettuce angel menとか』
『ビバカッパ!』
あとがき
[24 Hours Project]について
著者略歴
合わせて読みたい
まいるす・ゑびす Kindle書籍一覧
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・旅と英語とギターと仕事 インド放浪記2
https://www.amazon.co.jp/dp/B01N9QUPPS/
・旅と英語とギターと仕事 インド放浪記3
https://www.amazon.co.jp/dp/B01MT8Y16C/
・旅と英語とギターと仕事 オーストラリア放浪記1
https://www.amazon.co.jp/dp/B01MR5X7S4/
・旅と英語とギターと仕事 オーストラリア放浪記2
https://www.amazon.co.jp/dp/B01N2349VE/
・民泊ブームに乗っかってエアビーホスト辞めました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01N4A7X2L/
英語
・Comprehensive Shogi Guide
https://www.amazon.co.jp/dp/B01NBOC5GG/
将棋のルールを英語で説明したガイドブックです。あまり電子書籍でリーズナブルなものが世の中に出回っていなかったので作成してみました。フルカラー104ページの力作です。
・Gauche The Terrible Cello Player
https://www.amazon.co.jp/dp/B01MT833WU/
宮沢賢治の名作「セロ弾きのゴーシュ」を英訳したものです。「よく効く薬とえらい薬」という短編も収録されています。