teburatsukinnosusume (Japanese Edition)

本書はカバンを持たずに手ぶらで通勤することをすすめるものである。

　手ぶらで通勤することのメリットはいくつかあるが、その一番のメリットは、圧倒的に楽だということだろう。
　やってみると分かるが、手ぶらで通勤するのとカバンを持って通勤するのとでは、会社に着いた時と仕事終わりの疲れ方が全く違う。特に通勤時間が長い人ほどそれを実感できるはずである。重いカバンを持って満員電車に詰め込まれて、会社に着いた頃にはクタクタに疲れている、よくあることだが、手ぶらで通勤することにより、その疲れを軽減することができる。
　
　本書はこうした大きなメリットを秘めた手ぶら通勤を快適に実施するための実践書である。

４章から構成されており、各章の内容は下記の通りである。

　１章では手ぶらで通勤することのメリットを説明する。ちょっとした工夫でこれだけのメリットを得られるだから、手ぶら通勤を実施しない手はない。
　２章では手ぶら通勤をする際の持ち物について解説する。手ぶら通勤といっても何も持たないで通勤するわけではなく、最低限必要な持ち物があり、それらをどう効率よく持ち歩くのかを考える必要がある。この章ではこれを説明する。
　３章では現金を持ち歩かないで行けるお店と行けないお店を整理する。後ほど詳しく説明するが、手ぶら通勤を快適なものにする秘訣は、現金を持ち歩かないことだ。現金を持ち歩かないと財布を持ち歩かなくてよくなり、非常に楽に手ぶら通勤ができるようになる。現金を持ち歩かないということは、行けるお店が限られるので、その情報をあらかじめ頭の中に入れておく必要がある。この章ではこの部分を詳しく説明する。
　４章では手ぶら通勤で直面する不便さとその対策を説明する。手ぶら通勤をすると、ちょっとした不便さを感じる局面がいくつかあるが、どれも簡単な工夫で対処することが可能だ。この対処について詳しく説明する。