本作品は電子書籍『財政改革に挑んだサムライ達』を分冊して出版したものです。
本作はその第3作で、幕府財政を潤すための諸策をとった田沼意次,農業紫煙と殖産興業に取り組んだ上杉鷹山、農業指導や倹約のみならず、五常講と呼ばれる金融システムを立案、実行した二宮金次郎、山片蟠桃の「米札」による「米テク」。彼らがどのようにして財政難と闘ったのかを紹介しています。
【目次】
はじめに
一 市場経済と格闘するサムライたち
武士の踏み倒し
地に落ちる大名の評判
薩摩藩流踏み倒しの秘術
商品経済の進展と田沼意次
軽輩から出世街道を幕臣
「入るを図りて出ずるを制す」的発想
蝦夷開発に乗り出す
全国からくまなく徴税する
二 時代の断絶を見すえた上杉鷹山
内村鑑三『代表的日本人』と鷹山
名家上杉家への養子
倹約令と農業支援
武士を生産者として活用
現代にも受け継がれる名産品
断絶に立ち向かった鷹山
棒杭の商い
三 農民・二宮金次郎の藩政改革
勤勉の象徴・二宮金次郎
報徳仕法、分限と推譲
藩士として改革にあたる
信用組合の源流
四 山片蟠桃から一藩重商主義へ
仙台藩の財政再建に取り組む山片蟠桃
蟠桃の奇策・さし米
蟠桃の「米札」による「米テク」
町人学者としての蟠桃
次々登場する経世家た
一藩重商主義の進展
zaiseikaikaku ni idonda samuraitachi 3 nougyoukeizai kara shijyoukeizai e (Japanese Edition)
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