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    Dokushokansoubunnokakikata: NatsumesousekiBocchannopurottotsuki (RJ Books) (Japanese Edition)

    Por RJ labo

    Sobre

    ◇改訂版セール特価◇10%OFF

    ◆2016年7月改訂・増補版!

    (本文より)

     読書感想文と言えば、「最悪の宿題」として、とくに夏休みとからめて語られがちだ。一方、大人向けの公募にもときどきあって、ここぞとばかりに腕をふるう人たちもいる。つまり、読書感想文はごく少数の得意な人と大多数のキライな人たちに分かれる。そのわりに、読書感想文の書き方をきっちり教えてもらった経験のある人は少ない。

     読書感想文には、2種類ある。

    (A)エッセイ的読書感想文
    (B)レビュー的読書感想文

     ま、レビューも広い意味では、エッセイに含まれるかもしれないが、目的によって分けた。その目的とは──

    (A)学校教育、社員研修
    (B)企業や自治体の公募

     「夏休みの宿題」や学校で書かされる読書感想文はとうぜん教育目的なわけだ。なんの教育かと言うと、「国語」なわけだけど、文章力よりも「心の成長」が重視される。

     先生好みの優等生に育っているか、不良になりそうな気配がないかの調査が目的だ。社員研修も同様で、人物評定の意味合いが強い。国語力より内面を見られる。

     一方、企業や自治体が読書感想文を募集するのは広告宣伝のためだ。出版社であれば、自分のところで出している本(名作・旧作)をPRするためである。自治体の公募は教育目的のケースもあるが、多くは地域振興の一環だ。ゆかりのある作家や作品を取り上げ、地元のイメージアップに役立てようとしている。

     そして、投稿した読書感想文は、
    「受賞作品」
    「読者の声」
     などの形で利用されることになっている。とうぜん、PRとして使いたいなと思わせる感想文が受賞しやすいということになる。

     ~中略~

     『坊っちゃん』は個性的なキャラクターをもつ主人公が異世界へ行き、悪者を退治して帰ってくるというラノべ(ライトノベル)のようにも読める小説なんである。

     そこで、我々は『坊っちゃん』のプロットをまとめてみた。創作上の工夫にふれつつ、現代人でも共感できるポイントを解説する。
    これだけで、内容と雰囲気が伝わるはずだ。

     プロットというのは、あらすじとちがい、作中で起こる主な出来事をすべて結末にいたるまで記したものだ。作品分析や全体像を把握するのに都合がいい。

    (もくじ)

    # 第1章 読書感想文でホメられるコツ

    ## 01 読書感想文の目的を理解して書く
    ### ■教育では「心の成長」を見られる
    ### ■公募ではPRに使われる

    ## 02 読書感想文は読まなくても書ける
    ### ■世間の評判より自分にとってどうか
    ### ■他人が書かない場面を取り上げる

    ## 03 読書感想文は対比の感想を書くといい
    ### ■作文のように思い出を書く
    ### ■作文が苦手でも対比なら書ける

    ## 04 読書感想文はターゲットが特殊
    ### ■文章のうまさが受賞の決め手ではない
    ### ■書きたい内容を先に決める方法もある

    ## 05 『坊っちゃん』の読書感想文を書こう
    ### ■読みどころを体験でふくらませる
    ### ■読書感想文にあらすじはいらない

    ## 06 プロットとあらすじのちがい
    ### ■先入観をとっぱらってみれば
    ### ■見かけはユーモラスな青春小説だけど

    # 第2章 夏目漱石『坊っちゃん』プロット

    ## 一 主人公の生い立ちと異性の存在
    ## 二 異国の人々
    ## 三 よそ者に対する洗礼に立ち向かう
    ## 四 もつれる人間関係と会議
    ## 五 聞き捨てならぬ裏話が耳に入る
    ## 六 人物の出入りの妙
    ## 七 真相に近づく情報がもたらされる
    ## 八 主人公が敵に宣戦布告する
    ## 九 敵の弱点を目にする
    ## 十 バトル勃発で敵の思うツボにハマる
    ## 十一 ハードボイルド調に異郷から帰還


    ◇著者略歴◇

     新聞、雑誌、Webメディアで書評やコラムを執筆。幅広いジャンルを手がけ、レギュラーももつ。編集者からの評価も高い。
     専門はクラスター分析。人間関係をタイプ別に分類、アプローチ法を提案する。
     これまでかかわった企業は多数。大手芸能プロダクション、映像・IT関連、起業・新規事業のコンサルティング、営業・販売員の育成、外資系メーカーのプレゼン研修、出版社グループの新人発掘など。

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