The background of dining out 6: sonomenyuni-nyuuseihinwotsukatteirumonogaareba gaisyokuno-uragawa (Japanese Edition)

世界でもっとも乳を多く摂（と）るのは北欧諸国ですが、それなのにかの国では、日本よりずっと骨折率が高いことを知っておいて下さい。ちなみにスウェーデンでは、とくに女性の骨折率は５０歳を過ぎると加速するという報告もあります（出所は本書を）。ぼくたちの血液中のカルシウムとリンの割合は、ほぼ１対１に保たれています。でも牛乳の中にはリンが多いため、血液中のバランスが突然崩れてしまうわけですね。そのため、カルシウムの貯蔵庫である骨からカルシウムがどんどん取り出されてバランスを保とうとするわけ。つまり、牛乳製品を摂れば摂るほど、逆に、カルシウムが少なくなる。本当に体は、うまく出来ていますよね。ところで問題はそんなものではない。驚かないで下さい。じつはいまの牛乳は、あの問題である「環ホル」（環境ホルモン）そのものとなっておりました。若いかたには少子化の原因でもありますし、大人では乳ガンや前立腺ガンの大きな原因ともなっています。そのあたりも本書では詳しく述べました。どうぞ、本書を真ん中に置き、国民的議論を進めて下さい。その日から役立つ内容です。第１指南から第１１指南まで、全１１冊をどうぞお楽しみ下さい。