ちょっとコンビニに寄ってみて下さい。店内になぜかDHC社という化粧品会社の商品がズラリと並んでおります。まあ男性がたはそんなもの関心がないよとおっしゃるかもしれませんが、これらの商品一つを見ても、いまの日本の社会がよく見えるわけですね。と言うのは、たとえば、同社の「ディープクレンジングオイル」という商品には、全成分が表示されていせん。なぜでしょうか。その秘密は、「医薬部外品」という表示にあったわけですね。これは、例の「美白化粧品事件」。あれも、じつはそうでした。「美白」を信じて使っていた女性たちが顔や手などに白斑症状を起こす恐れがあるとして、カネボウ化粧品がその「美白化粧品」を自主回収しましたね。女性たちを悲惨な目に合わせた卑怯な事件でした。男のぼくにとっては、絶対に許せない事件です。このカネボウ化粧品は、2014年の3月に、この被害者数を公表しておりますが、それによれば、なんと18312人。しかも、前回の調査より、さらに数百人も増えておりますから、今後も増えて行くことになるでしょうね。この「美白化粧品」には、ロドデノールという有害物質が添加されていたのですが、当初、この物質は、なんとメラニンの生成を抑制する効果があるんだということで、「医薬部外品」の成分として認可されたわけなんです。なんともはや……でした。しかもこのロドデノールというのは……。まあ、このような内容が本書では詳しく述べられております。先進諸外国にはなくて、日本にしかないこの「医薬部外品」。ぜひこの機会に内容をお知り下さい。ぼくたちの周囲には、こうした商品が、いま溢れております。
★【目次】
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(第1章)
コンビニのドアを開けます。すぐに目に入る場所に、DHC社という化粧品会社の商品がズラリと並んでいますよね。よく見ると、全成分表示が書かれていないものがあります。ふふふ、じつは……
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(第2章)
なぜDHC社の「ディープクレンジングオイル」には、全成分が表示されていないのだろう。その秘密は、「医薬部外品」にありました。なぜなら……
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(第3章)
ふふふ、ちょっと面白い実験をしてみましょう。水の入ったコップを……。なるほど、これじゃ、油(脂)は落ちるでしょう。サッパリもすることでしょう。でも、それと同時に……肌も……大きく荒れることになりませんか。なぜなら……
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(第4章)
じつは、例の「美白化粧品」が自主回収されたのも、同じ原因だったんですね。このカネボウ化粧品は、2014年の3月、この被害者数を公表しておりますが、それによれば、なんと18312人。しかも今後まだまだ……
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(第5章)
なぜ、外国にはない「医薬部外品」制度が日本に存在するのでしょうか。日本は現在、まったくの「企業城下町」なのですが、戦後、ずっとその状態が続いてきました。そのため、皆さんは、けっして広告などに惑わされずにして、自分の目で確かめてほしいと思っております……
The social backside35: nazekonoiyakubugaihinseidoganihonnishika syakainouragawa (Japanese Edition)
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