筆者はBtoB(法人営業)のルートセールスを11年経験し、その後は「営業力強化」を専門とする経営コンサルタントになって30年になります。
その間、大企業40数社、中堅中小企業約300社のご支援をしてきましたが、本書は、筆者がそこで実施してきたコンサルティング、研修メニューのすべてのノウハウを公開したものです。 (ただし、コーチングについては簡単にしか触れていません。コーチングの実践的ノウハウについては、次回作のテーマとして考えており、現在、執筆準備中です)
筆者は、企業が業績を上げ続けるためには、「戦略」を明確にし、「新事業・新商品」を開発し、「プロセス管理」をきちんと行い、「提案営業」を実践することが必要不可欠であると考えています。
つまり、「経営者」という原動機が描いた「戦略」を、「マーケティング部門」という原動機で「新事業・新商品開発」という形で具現化し、その戦略を絵に描いた餅にしないために、「管理者」という原動機が「プロセス管理」を行い、現場の第一線を担う「営業マン」という原動機が「提案営業」を実践する、というのが企業経営の理想像であると思っています。
この4つの原動機が、「パワフルに、有機的に統合」されて初めて、経営を安定走行させる「4つの車輪が力強く回転する」という考え方が筆者のコンサルティングの基点になっています。
本書は、≪経営を考えるシリーズ≫の5作目となりますが、これまでの総集編ともなりますので、第Ⅱ部「新事業・新商品開発」、第Ⅲ部「プロセス管理」、第Ⅳ部「提案営業」の内容につきましては、筆者のこれまでの著作と重複しますので、ご購入の際はご留意願います。
目次
まえがき
第Ⅰ部 戦略立案
ステップ1 PEST分析
ステップ2 3C分析
ステップ3 5フォース分析
ステップ4 バリューチェーン分析
ステップ5 SWOT分析
第Ⅱ部 新事業・新商品開発
1.現状認識
■アンゾフの成長モデル
■自社の現状と課題
2.プロジェクト・チームの編成
■プロジェクト・リーダーの役割
3.アイデア発想
■顧客、社内から開発アイデアを収集
■ブレインストーミング(発散技法)
■KJ法(収束技法)
■シーン・マーケティング分析
■ニーズ・シーズマトリクス表
4.スクリーニング
■フェルミ推定(市場規模)
5.ビジネスモデルの構想
■ビジネスモデルキャンバス
■事業コンセプト、商品コンセプト
6.企画書の作成
■商品企画書の作成
■ビジネスプランの作成
7.プレゼンテーション
■社内プレゼンテーション
■社外プレゼンテーション
第Ⅲ部 プロセス管理
1.マネジャーの基本方針書
2.顧客別販売計画表
3.営業活動総括表
4.案件管理表
5.月間行動計画表
6.重点顧客攻略ストーリー表
7.商談設計シート
第Ⅳ部 提案営業
アプローチ
ステップ0 「基本的心構え」を作る
■「アリストテレスの3要素」を理解する
■「メラビアンの法則」を意識する
第Ⅰステージ「知る」
ステップ1 「顧客」を知る
■2つの「3C分析」を念頭に置く
ステップ2 「競合」を知る
■「5フォース分析」をベースに考える
第Ⅱステージ「つかむ」
ステップ3 「顕在ニーズ」をつかむ
■「質問話法」で顕在ニーズをつかむ
ステップ4 「潜在ニーズ」をつかむ
■「顧客インサイト」と「ペルソナ」で潜在ニーズをつかむ
第Ⅲステージ「動かす」
ステップ5 「提案営業」を行う
■「FABE(ファーブ)の法則」で提案を行う
■効果的な「クロージング話法」を併用する
ステップ6 「次回訪問のきっかけ」を作る
■「信頼残高」を高めて去る
アフターフォロー
ステップ7 「顧客満足度を高める」
■「顧客満足」と「LTV(顧客生涯価値)」を考える
あとがき
yonrinkudounokeiei: yottunosyarindekaisyawohattensaseru keieiwokanngaeru (keieibukkusu) (Japanese Edition)
Sobre
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