倭は国のまほろば、たたなずく、青柿、山隠れる、倭しうるわし
(大和はもっとも素晴しい国だ、たたみ重なり、青々とした垣のように、山々に囲まれた大和こそ本当に美しい国だ)
この歌は故郷を懐かしんで倭健が、薨御(こうぎょ)する前に詠んだ歌である。
美人薄命という事を良く聞くが、英雄も薄命である。古く西洋ではアレキサンダー・ユリウス・カエサル日本では日本の近代を開いた担い手となった織田信長、そしてこれから書こうとしている倭健の命である。
古事記を若い時から何度も読んで、父親の大帯日子淤斯呂和気(景行天皇)から疎まれて熊襲征伐から出雲征伐、更に東征軍の旗頭となり、多くの逸話や歌・地名を残した倭健を僕が好きでない訳はない。
病身の僕は残された時間が無いのかも知れない。その時間がないならどうしても倭健を書き残したい。
hitsuginokoushi (Japanese Edition)
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