この編は僕が言葉も良く解らない関西の明石市にある神戸刑務所へ傷害事件で、三年十ヵ月服役した時の事を書こうと思っている。
六甲山の麓に抱かれている神戸刑務所は、夏暑く冬寒い場所にあった。
赤城颪に慣れている筈の僕も砂埃交じりの六甲颪には参ったことが何度もあった。
然し、この刑務所での生活で意識的に自分をもっと漢(おとこ)として磨かなくてはならないという課題を持って服役していたので、我武者羅に様々な書籍を狩猟して、漢(おとこ)とは何を考えどうゆう行動をしなければ成らないか、常に求めていた。
刑務所の中で危険な事もあったが、神戸刑務所では本当の漢を目指して日夜努力をしていた人との邂逅が有った。
souchouenomichirokkou (Japanese Edition)
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